「初めて聞いた」を敬語で表現する場合、どのようになるでしょうか。
使い方や敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「初めて聞いた」の敬語での表現
「初めて聞いた」の敬語での表現
敬語には相手への敬意を表現する「尊敬語」と自分をへりくだって表現する「謙譲語」、言葉遣いを丁寧にして敬意を示す「丁寧語」があります。
「初めて聞いた」を「尊敬語」で言い換えた場合、「初めてお聞きになった」や「初めてお聞きいただきました」「初めて聞かれました」などになります。
「謙譲語」で表現すると「初めて伺いました」「初めて伺わせていただきました」「初めて拝聴しました」、丁寧語で表現すると「初めて聞きました」などになります。
「初めて聞いた」を敬語で言い換えた場合の使用例
「初めて聞いた」を敬語で言い換えた場合の使用例
・『このような発音は初めてお聞きになった方も多いと思いますが』
・『詳しい業務内容については本日面接で初めて伺いました』
・『琴の演奏は初めて聞かれましたか』
「初めて聞いた」の尊敬語
「初めて聞いた」の尊敬語
尊敬語は相手の行動や立場に敬意を払う表現です。
「聞いた」は「聞く」の過去形で、尊敬語は「お聞きになる」「聞かれる」となります。
「初めて」は副詞のためそのまま使用できますので、「初めてお聞きになった」や「初めてお聞きいただきました」「初めて聞かれました」といった表現になります。
「初めて聞いた」の謙譲語
「初めて聞いた」の謙譲語
自分が見ることをへりくだって言う場合には、「聞く」の謙譲語である「伺う」「拝聴」を使用し、「初めて伺いました」「初めて伺わせていただきました」「初めて拝聴いたしました」のように表現します。
「拝聴」自体が謙譲表現ですので「拝聴いたしました」は二重敬語ではないかと言われることがありますが、この場合の「いたしました」は丁重語のため文法的には間違いではありません。
「拝聴しました」も正しい敬語表現ですので、気になる場合はこちらを使用するようにしましょう。
まとめ
まとめ
「初めて聞いた」の敬語表現はビジネスでもプライベートでも頻繁に使用されます。
相手やシーンにあった適切な表現で円滑なコミュニケーションを築きましょう。