「リベート」とは?意味や言葉の使い方、概要など

「リベート」とはどんな意味の言葉なのでしょうか。

今回は、「リベート」の意味と類似表現について解説します。

「リベート」とは?意味

「リベート」とは?意味

「リベート」とは、「商取引において取引金額の一部を仕入れ側に払い戻すこと」を意味する言葉です。

「リベート」の概要

「リベート」の概要

商取引において100万円商品が売買されたと仮定します。

普通の取引なら売り手が商品を引き渡し買い手が100万円支払う財と貨幣の交換で取引完了となりますが、売り手が商品を引き渡すだけでなく販売代金の一部を割り戻す形で更に金銭を買い手に引き渡すことを「リベート」といいます。

例えば90万円で仕入れた商品を100万円で売ったとき、商品を引き渡すだけでなく支払われた100万円のうち5万円を売り手に戻すような行為が「リベート」です。

本来の「リベート」は割引の一種にあたるものです。

事情により値引きが難しいときに「リベート」を用い帳簿上は決められた金額での取引が行われたことにしておいて実質的には割り戻し金を支払う形で値引きを行います。

その他にも口利きの対価として仕入れ先を選ぶ担当者に個人的に「リベート」を支払うなど賄賂や密約として使われることもあります。

「リベート」の言葉の使い方や使われ方

「リベート」の言葉の使い方や使われ方

・『売上高に応じてリベートを支払う』
・『メーカー負担のリベートは自動車販売業会の悪しき慣習である』

「リベート」の類語や言いかえ

「リベート」の類語や言いかえ

・キャッシュバック
「支払った金銭の一部が戻ってくること」を意味する言葉です。

金銭の一部が割り戻される点は共通していますが「リベート」が主に業者間の取引で慣習的に行われる金銭のやりとりを指すのに対し、こちらは一般消費者向けのキャンペーンなどで使われます。

まとめ

まとめ

「リベート」という行為そのものに善悪はありませんが仕組み上悪用されることが多く、不正や汚職の手段として使われるケースが頻発しています。

取引の透明化を阻害するものとして排斥されることもあるので知らずに関与してしまうことのないよう意味を知っておきましょう。

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