「テンポラリーウォーター」とは?意味や特徴や概要、言葉の使い方など分かりやすく解釈(ゴルフ用語)

ゴルフのルールブックに登場する用語に「テンポラリーウォーター」という言葉があります。

ペナルティにも大きく関わる重要な言葉ですが具体的にはどのような意味なのでしょうか。

今回は、ゴルフ用語の「テンポラリーウォーター」の意味と関連用語について解説します。

「テンポラリーウォーター」とは?意味

「テンポラリーウォーター」とは?意味

「テンポラリーウォーター」とは、「競技中のコース内にある一時的な水たまり」を意味するゴルフ用語です。

「テンポラリーウォーター」の概要

「テンポラリーウォーター」の概要

ゴルフコース内にはプレイヤーを妨害する目的でコース内に設けられた水場が存在します。

そのような池や川、水路などを「ウォーターハザード」と呼びます。

ゴルフは自然の中でプレーするスポーツなので天候に強く影響されます。

雨が降っているときや降った直後のプレーではコース上のあちこちに降った雨がたまってできた水たまりが損座しますが、そのような「意図してコースに設置されたものではない一時的な水たまり」「テンポラリーウォーター」です。

「テンポラリーウォーター」という用語は2019年に行われたルール改定により誕生したもので、それ以前の旧ルールでは「カジュアルウォーター」という名称が用いられていました。

意味するものはほぼ同じですが呼び方が変わるとともにルールについても若干の変更が見られるので以前のルールに慣れている方は注意してください。

「テンポラリーウォーター」は本来あるはずのない場所にできている水たまりであり自然状態でできたものではありますがコース設計者が意図したものではないことから救済措置が設けられています。

「テンポラリーウォーター」にボールが入ってしまった場合にはペナルティを受けることなく水たまりからボールを取り出してピンから離れた市にある水たまりの影響受けない位置にボールをドロップしてプレーを再開することが認められています。

落とす位置はニアレストポイントでワンクラブレングス以内、つまり水たまりの縁からゴルフクラブ一本分以内の距離と定められています。

ドロップの高さについても旧来の方の高さから膝の高さに改定されているので注意しましょう。

バンカー内にできた「テンポラリーウォーター」の場合も基本的に同様の救済措置が利用できますが、バンカーのみの特別ルールとして「バンカーより後方でボールとピンを結んだ直線上であれば1打罰を受けることでバンカー外にボールをドロップできる」と決められています。

「テンポラリーウォーター」の言葉の使い方や使われ方

「テンポラリーウォーター」の言葉の使い方や使われ方

・『テンポラリーウォーターに入ったので救済措置を利用する』
・『バンカー内のテンポラリーウォーターに入ったので1打罰でバンカー外にボールをドロップした』
・『大雨の翌日はテンポラリーウォーターが多い』
・『テンポラリーウォーターを避けてショットする』

「テンポラリーウォーター」の関連語

「テンポラリーウォーター」の関連語

・プリファードライ
「ゴルフコース上にできているぬかるんだ地面」を意味する言葉です。

雨水がたまった場所が「テンポラリーウォーター」、雨水が染みこんで柔らかくなった場所が「プリファードライ」と区別されます。

ボールの汚れを拭うなどの救済措置が認められますが公式ルールにはないローカルルールなので適用されるかどうかは大会運営者の判断次第です。

まとめ

まとめ

雨の翌日のプレーでは「テンポラリーウォーター」がプレーに大きく影響します。

ルールを知っておかないと救済措置を利用したつもりが違反してしまう可能性もあるので注意してください。

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