さまざまなスポーツの中でも細かいルールが多いのがゴルフです。
ルールが細かいだけでなく独特な専門用語が多いのもゴルフの特徴ですが、ゴルフ用語のひとつとして「局外者」という言葉があります。
あまり聞き慣れないこのゴルフ用語はいったいどのような意味なのでしょうか。
今回は、「局外者」の意味と関連用語を紹介します。
「局外者」とは?意味
「局外者」とは?意味
ゴルフ用語の「局外者」とは、「プレーに関係のないもの」を指す言葉です。
「局外者」の概要
「局外者」の概要
一般的な「局外者」という言葉は「無関係の人」「部外者」など「関わりのない立場の人」という意味で使われています。
ゴルフ用語としてもほぼ同じ意味ですが人物だけではなく物に対しても使われるという点に違いが見られます。
簡単に説明するならば「プレーヤー、ゴルフ用具、ボール、自分のキャディ以外の人や物全て」が「局外者」です。
直接的にプレーに関わりのあるプレーヤーとプレーヤーが使用する物品を除く全ての人や物はゴルフ競技においてプレーに関わりのない存在として扱われます。
そのようなプレーに関わりのない立場にある存在すべてを指す言葉が「局外者」です。
ただし風や水についてはルールにより「局外者」ではないと規定されています。
「局外者」というゴルフ用語は普段あまり使われませんがルールブックでは頻繁に登場する重要な用語です。
プレーに関わるものとそうでないものとで扱いが異なったり罰則の対象になったりするなど「局外者」が何を指しているのかを十分に理解していないとラウンドに大きな支障をきたす可能性があります。
ゴルフの基本は「あるがままを受け入れること」であるとされています。
ボールを操るのはプレーヤーとプレーヤが使用するゴルフ用具のみであり、その他の要素はすべて「局外者」という在るが儘を受け入れるべきものであるとみなされます。
ギャラリーにボールが当たって跳ね返ったり木に衝突して落ちたりしたとしてもそれはあるがままの「局外者」によってもたらされた結果です。
プレーヤーはその結果を受け入れてあるがままの状態からプレーを続行するというのがゴルフの基本的な考え方です。
主にボールを移動させたりぶつかったりなどした時の扱いについて大きく関わりますが、「局外者」が何を指すのかを規定するルールは非常に細かく決められています。
ケースによっても対応がまちまちなこともあるのでどのような条件、どのような規定に基づくのかしっかりと把握しておかないと思わぬところで罰が加算される恐れがあります。
「局外者」の言葉の使い方や使われ方
「局外者」の言葉の使い方や使われ方
・ルールブックで局外者について確認する。
・風で飛ばされたビニール袋は局外者として扱われる。
・飛ぶ鳥は局外者なのでボール当たってが落下した場合はその地点から次のショットを打つことになる。
・マッチプレーにおける対戦相手とキャディ、相手が使用するゴルフ用具とボールは局外者ではない。
「局外者」の関連語
「局外者」の関連語
・プレーヤー
「ゴルフをプレーしている本人」を指す言葉です。
「局外者」の反対の意味の言葉であり一般的な理解としては「プレーヤー以外の全てが局外者」と理解して問題ありません。
・ラブオブザグリーン
「ボールが偶然に局外者にあたって軌道が変わり思わぬ方向に逸れること」を意味する言葉です。
基本的には不運な偶然を指して使われる言葉ですが、石にあたって跳ね返ったボールがチップインするような幸運な偶然にも使われます。
まとめ
まとめ
「局外者」はゴルフというスポーツの根幹に関わる大切な用語です。
細かいルールで規定されているので抵触することのないようにしっかり理解してからプレーしてください。