「ご確認いただきたく存じます」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では、「ご確認いただきたく存じます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご確認いただきたく存じます」とは?意味

「ご確認いただきたく存じます」の意味は以下の通りです。

1つ目は「相手に資料や情報などを送ったことを知らせること」という意味で、送ったものが確かに相手に届いているか見て欲しいとお願いすることです。

2つ目は「相手に調べて欲しいことがある時にお願いすること」という意味で、こちら側では分からないことや、不明な点などを相手に調べて欲しいとお願いすることです。

3つ目は「間違っていることを直して欲しいと願いすること」という意味で、ミスをハッキリ指摘すると失礼になるので、遠回しに表現しています。

4つ目は「ある作業が終了していない時の催促」という意味で、相手に頼んだことが終わっているか、終わっていなければ早くしてほしい時の表現です。

上記に共通するのは「お願いする時の丁寧な表現」という意味です。

「ご確認いただきたく存じます」の概要

「ご確認いただきたく存じます」は、「ご確認+いただきたく+存じます」で構成されています。

「ご確認」は尊敬の意味の接頭辞「ご」に、「そうであるかはっきり確かめること」という意味の「確認」が付いた言葉です。

「いただきたく」は、「もらう」の謙譲語で、願望を表す助動詞「たい」が付いた言葉です。

一般的に「頂く」と漢字表現にすると「食べる」「飲む」「もらう」という直接的な意味ではなく「~してもらう」という補助動詞の使い方の場合、「いただく」と平仮名表記されます。

「存じます」は「思う」の丁重語で、へりくだることと、単に相手に敬意を示す意味があります。

「ご確認いただきたく存じます」で「確認してもらいたいと思う」になります。

「ご確認いただきたく存じます」の言葉の使い方や使われ方

「ご確認いただきたく存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『お問い合わせの件について資料をご送付いたしましたので、ご確認いただきたく存じます』

ビジネスで、相手に書類などを送ったことを通知する意味で使われています。

『下記の通り差異が生じておりますので、ご確認いただきたく存じます』

ビジネスで、相手のミスを遠回しに正して欲しいとお願いする意味で使われています。

「ご確認いただきたく存じます」の類語や言いかえ

「ご確認いただきたく存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご確認いただければと存じます」

相手に何かをお願いする時の表現ですが、こちらの方がより希望や仮定の意味が強くなり、相手次第では拒否される場合もあります。

「ご確認いただけると幸いです」

相手にお願いごとをして、そうしてもらえればこの上なく嬉しいという意味で使われています。

まとめ

今回は「ご確認いただきたく存じます」について紹介しました。

「ご確認いただきたく存じます」は「相手に確認してもらいたいと思うこと」と覚えておきましょう。