「点滴穿石」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「点滴穿石」という四字熟語にはどんな意味があるのでしょうか。

今回は、「点滴穿石」の意味を解説します。

「点滴穿石」とは?意味

「点滴穿石」とは、「わずかなことでも長く続ければ大きな結果につながる」という意味の言葉です。

「点滴穿石」の概要

「点滴穿石」が表しているのは「小さな水滴が長い時間をかけて落ち続けついには大きな岩に穴を開ける」という状況です。

取るに足りない水滴の力であっても長い時間かけて積み重ねていくことでとても歯が立たないであろう大きな岩に対しても穴を開けるという大きな成果が得られるところから、継続や積み重ねの重要性を説いています。

四字熟語としての読みは「てんてきせんせき」ですが、漢文として読み下す場合は「点滴石をも穿つ」と読みます。

「点滴穿石」の言葉の使い方や使われ方

『点滴穿石の気持ちを忘れずコツコツ努力を重ねる』
『努力するならすぐに結果を求めるのではなく点滴穿石で積み重ねることが大切だ』

「点滴穿石」の類語や言いかえ

・塵も積もれば山となる
「取るに足りないわずかなものでも量を集めれば大きな結果になる」という意味の言葉です。

ほぼ同じ意味ですが「点滴穿石」が努力や執念など継続の重要性を強調しているのに対し、こちらは物質的な量に対しても使われます。

まとめ

「点滴穿石」は耳慣れない言葉ですがビジネスのスピーチなどでよく使われる四字熟語です。

とても含蓄のある言葉なので覚えておきましょう。