この記事では、「OB」と「OG」の違いを分かりやすく説明していきます。
「OB」とは?
「OB」とは?
「OB」は、old+boyから成り立つ言葉です。
「Old Boy」を直訳すると、古い男の子となり、以前、その学校や部活などといった組織や団体に所属していた人を意味します。
あくまでも、以前に所属していた人ということがポイントで、今は、その学校を卒業している、団体を卒団していなければ、「OB」とは言えません。
また、Boyから男性を意味する場合が多くなりますが、男女関係なく「OB」という場合もあります。
「OB」を日本語で言えば、「先輩」や「古顔」、「古株」、「古参」などとなります。
「OB」の使い方
「OB」の使い方
どのような団体の「OB」なのかを示す使い方が多い「OB」。
例えば、「サッカー部のOB」や「野球部のOB」、「大学のOB」などがあります。
そのほか、就活中に行うことの多い「OB」を訪ねる活動を「OB訪問」と言います。
「OG」とは?
「OG」とは?
「OG」は、old+girlから成り立る言葉です。
「Old Girl」を直訳すると、古い女性となり、以前、その学校や部活などといった組織や団体に所属していた女性を意味します。
あくまでも、以前に所属していた人ということがポイントで、今は、その学校を卒業している、団体を卒団していなければ、「OG」とは言えません。
「OG」を日本語で言えば、「OB」同様、「先輩」や「古顔」、「古株」、「古参」などとなります。
「OG」の使い方
「OG」の使い方
どのような団体の「OG」なのかを示す使い方が多い「OG」。
例えば、「バレー部のOG」や「吹奏楽部のOG」、「高校のOG」などがあります。
「OB」と「OG」の違い
「OB」と「OG」の違い
「OB」と「OG」の違いは、単に男性を指すのか、女性を指すのか、の違いだけです。
例えば、同じ吹奏楽部の卒業生でも、その人が男性なら「OB」で、女性なら「OG」となります。
同じ年度に卒業していても、男女で「OB」と「OG」と分けて用いられるのです。
そのため、男女別々の部活の場合、「OB」のみ、「OG」のみが当たり前です。
「OB」の例文
「OB」の例文
・『甲子園出場が決まり、OBから新しいボールなどたくさんの寄付を頂きました。』
・『明日、行われるOB戦がとても楽しみです。』
・『OB訪問を行った際、とても感じの良いOBで安心しました。』
・『毎年行われる野球部のOB会。そこで、みんなと昔の話をするのが私の1年の楽しみです。』
「OG」の例文
「OG」の例文
・『私は女子高出身なので、中・高の先輩はOGばかりです。』
・『吹奏楽部のOGによる演奏会。やはり、私たちよりも素晴らしく勉強になりました。』
・『女性の先輩の方が話しやすいと思い、今回はOG訪問をさせて頂きました。』
・『高校のバレー部のOG会は、いつも、子供の話や旦那の話で大盛り上がりします。』
まとめ
まとめ
「OB」も「OG」も、以前、その学校や部活などに属していた人を指す意味では同じ言葉です。
そのうえで、男女別に分かれた言葉となり、この「OB」と「OG」は、そのまま英語として海外で使用することはできません。