「タイアップ」と「コラボ」は類似した意味合いを連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「タイアップ」と「コラボ」の意味の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、「タイアップ」と「コラボ」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「タイアップ」とは?
「タイアップ」とは?
「タイアップ」という言葉は、「相乗効果で利益を上げることを目的に、一定の上下関係(スポンサー関係)がある企業とアーティストなどが協力(提携)すること」を意味しています。
「タイアップ」は英語で“tie-up”と表記して、「結びつく」という原義を持っています。
日本語で「タイアップ」という場合には、「企業とアーティスト・著名人が協力して提携すること」を示す言葉になります。
具体的な「タイアップ」は、「アーティストやプランナー、テレビ番組などが企業に資金・商品のスポンサーになってもらって提携すること」を示唆しています。
「コラボ」とは?
「コラボ」とは?
「コラボ」という言葉は、「アーティスト(文化人・著名人)など二人以上の人や企業・ブランドが、対等な立場で協力して仕事を行うこと」の意味を持っています。
「コラボ」とは「コラボレーションの略語」であり、英語では“collaboration”と表記します。
「コラボ」も「相乗作用による利益」を目的としますが、それ以上に「共同作業による価値のある作品の制作」を重視しています。
「タイアップ」と「コラボ」の違い!
「タイアップ」と「コラボ」の違い!
「タイアップ」と「コラボ」の違いを、分かりやすく解説します。
「タイアップ」も「コラボ」も二つ以上の企業・ブランド(二人以上のアーティスト・著名人)などが共に協力して仕事をすることを意味していますが、「タイアップ」のほうが資金提供などの点で一定の上下関係があるという違いがあります。
「コラボ」というのは「上下関係のない対等な二人以上の人(二つ以上の企業・ブランド)が、お互いの個性を出し合って協力して仕事をすること」を意味しています。
一方、「タイアップ」のほうは、「企業がアーティスト(著名人)のスポンサーになって一定の上下関係を前提として提携する」というニュアンスが強くなっている違いを指摘できます。
また「タイアップ」は「商業的利益」が第一の目的ですが、「コラボ」は「共同作業による新奇性(価値)のある作品の制作」が第一の目的になりやすい違いもあります。
まとめ
まとめ
「タイアップ」と「コラボ」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「タイアップ」という言葉は、「相乗効果で利益を上げるために、一定の上下関係(資本の差)がある企業とアーティストなどが協力・提携すること」を意味しています。
「コラボ」というのは、「アーティストなど二人以上の人が、対等な立場で協力し合うこと」や「共同作業で価値ある作品をつくること」の意味を持っています。
「タイアップ」と「コラボ」の意味の違いを調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。