この記事では、「集結」と「集合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集結」とは?
「集結」とは?
一か所に集めること、一か所に集まることです。
特に軍隊や警察官など統一的なつながりがあり、命令によって動くような組織が一つのところに集まることをいいます。
スーパー戦隊シリーズという、長年にわたってテレビ放送されているものがあります。
これは、数名で組まれたチームが悪の組織などと戦う物語で、子供から大人までに親しまれています。
40年以上にわたって放送されており、これまでいくつものヒーローが登場しました。
特別番組として、歴代のヒーローたちが集まった番組が放送されることがあります。
一つのところに集まっており、これを「歴代ヒーローが集結」といいます。
物を一か所に集めることも、この言葉は意味しています。
たとえば、「フレグランスが集結」といったものです。
世界各国でさまざまなフレグランスが販売されており、その数は1000を軽く超えます。
いくつものフレグランスを、日本のあるデパートが集めたとします。
これを「フレグランスが集結」ということができます。
なんとなく集めてみましたというニュアンスではなく、「売ろう」という意気込みを込めた表現になります。
「集結」の使い方
「集結」の使い方
ひとつのところに集めること、また集まることという意味で使用をします。
人にも物にも使います。
2人や2つなど数が少ないときには使用しません。
「集合」とは?
「集合」とは?
一か所に集めること、一か所に集まることです。
修学旅行では、現地についてからは各自が自由に行動できる時間が設けられています。
しかし、その時間が終わったら一つの場所に全員が集まらなければなりません。
一つのところに集まってくることを「集合」といいます。
物を集めることや、集まることも意味に含まれます。
たとえば「秋の味覚が大集合」といったものです。
秋には、栗、柿、ブドウなどおいしいものがたくさんあります。
そういったさまざまなものを一つのところに集めることを「秋の味覚が大集合」といいます。
「大」とつくと、数が多いさまを表します。
「集合」の使い方
「集合」の使い方
ひとつのところに集めること、また集まることという意味で使用をします。
人にも物にも使います。
2人や2つなど数が少ないときには使用しません。
「集結」と「集合」の違い
「集結」と「集合」の違い
どちらも意味は同じです。
違いは使い方です。
前者は、軍隊や警察など組織的なもので使われることが多いです。
後者は日常的に幅広い事柄に使用されています。
「集結」の例文
「集結」の例文
・『これまでの知識を集結させて完成させた商品』
・『人気キャラクターが集結』
・『大物俳優が集結』
・『軍を集結させる』
「集合」の例文
「集合」の例文
・『全員集合しましたか』
・『集合写真をとる』
・『駅前に9時に集合」
・『集合場所を確認する』
まとめ
まとめ
ひとつのところに集める、ひとつのところに集まるという意味が同じですが、使われ方に違いがあります。