この記事では、「拡張」と「拡大」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「拡張」の意味から取り上げます。
「拡張」とは?
「拡張」とは?
最初に「拡張」の意味をご説明致します。
「拡張」(かくちょう)とは、対象範囲の規模や勢力を、大きくして広がりをみせることを指しております。
「拡大」とは?
「拡大」とは?
次に「拡大」の意味を解説していきます。
「拡大」(かくだい)の場合は、対象物を広げることです。
尚且つ、それを大きくすることを表しています。
「拡張」と「拡大」の違いとは?
「拡張」と「拡大」の違いとは?
ここでは「拡張」と「拡大」の違いを取り上げてみましょう。
「拡張」の場合は、対象となる範囲や勢力を、より強力なものにするために、手広く大きいものにすることです。
「拡大」とは、対象物を広げたあとに、大きくしてみることを指しています。
前者は手を加えることが特徴的ですが、後者は手を加える場合と、自動的になることもあります。
「拡張」と「拡大」の使い方の違い
「拡張」と「拡大」の使い方の違い
この項目においては、「拡張」と「拡大」の使い方の違いを説明します。
「拡張」を使うときは、対象範囲の規模や勢力をもっと良いものにするために、もっと大きいものにして尚且つ、広げるときに使います。
また「拡大」を使う場合は、対象の物を広げてから、大きくするときに使うものです。
それでは、それぞれの使い方を取り上げましょう。
前者の使い方
「日本は海軍休日のあとに、軍備拡張を急いだ」
「施設の拡張工事が今月の、25日から始まります」
後者の使い方
「事業拡大につき、社員を大募集しているとのことでした」
「数学の時間に図形の拡大について、先生が説明している」
「拡張」を使った例文
「拡張」を使った例文
ここでは「拡張」を使った例文を書いていきます。
・『拡張工事の予算が、かなり高いので今回は見送ることにしたらしいです』
・『マンションの踊り場スペースを、拡張すると管理人が言っていた』
・『公園を拡張するために、業者が公園に集まっていた』
・『格納庫を拡張することになったので、我々も工事を手伝うことになりました』
・『組織拡張のために、会長は身を削る思いで、ここまでやってこられたのだろう』
「拡大」を使った例文
「拡大」を使った例文
最後の項目においては、「拡大」を使った例文を書きます。
・『ビジネスを拡大するためには、人に相談することも非常に大切だと思います』
・『画像を拡大すると、解像度が下がってしまうので、その辺を改善する必要があります』
・『事業拡大は社長の悲願だったらしいので、我々社員も一丸となって、仕事に取り組もう』
・『小さいサイズの写真なので、拡大してからお渡しした方が良いだろう』
・『会社を拡大するためには、色々な努力があったが、社員たちの協力なくしては決して、できなかっただろう』
まとめ
まとめ
まとめとして「拡張」とは、対象とされる範囲や勢力の規模を手を加えて、大きくし尚且つ、広げることを指しております。
「拡大」の場合は、対象物を広げ、大きくしてみることを指しております。
対象物により自動的に広がったり、大きくなったりする場合もあるでしょう。