「昏い」どのような状態に対して使う言葉なのでしょうか。
今回は、「昏い」の意味について解説します。
「昏い」とは?意味
「昏い」とは?意味
「昏い」とは、「光が少なく周囲がよく見えないさま」を意味する言葉です。
「昏い」の概要
「昏い」の概要
光が少ないせいで物がよく見えない状態を指す言葉で、宵の口やカーテンを閉め切った室内など暗さのなかでも真っ暗闇ではなく物の形がなんとなく見える程度の薄暗さを表します。
本来は光が少ないせいで視覚が失われている物理的な状態に対して用いられる言葉ですが、目で物をはっきりと認識できないことから転じて「ものの道理に通じていない」という意味合いでも使われます。
物事に通じていて知識が豊富なさまを「明るい」といいますが「昏い」はその逆を意味する言葉です。
知識がないことからさらに転じて「知識が不足し判断力に欠けるさま」という意味もあります。
こちらは「無能」や「愚物」に近い侮蔑的な言い方です。
「昏い」の言葉の使い方や使われ方
「昏い」の言葉の使い方や使われ方
『政治には昏いので国際情勢のことはよくわからない』
『部屋の中が昏いので明かりをつける』
まとめ
まとめ
「昏い」はぼんやりとしたほの暗さを指します。
同じ暗さを表す言葉でも程度によって用いられる言葉は変わります。
それぞれの言葉が表す程度の違いを正しく理解しふさわしい使い分けをしてください。