この記事では、「襟を正す」【えりをただす】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「襟を正す」とは?意味
「襟を正す」とは?意味
乱れたシャツの襟を正すことで己の姿勢も正しく整えることを「襟を正す」【えりをただす】と言います。
言葉の由来は、前赤壁賦【ぜんせきへきのふ】を書いた中国北栄の政治家である蘇軾【そしょく】であり、後に後赤壁賦【こうせきへきのふ】を書き、多くの人に読まれた文豪です。
この作品の一文に、客と会うとき顔色を変えただけでなく、襟を正して座ったというところから真摯な姿勢で臨むとき「襟を正す」を使います。
「襟を正す」の言葉の使い方や使われ方
「襟を正す」の言葉の使い方や使われ方
身なりをしっかり整えることで自分に気合を入れたり、気持ちを入れ替えて物事に取り組むとき「襟を正す」と言うわけです。
功績を残した人の話を聞くときは「襟を正す」ことで前向きに目を向ける体勢となり、相手に好感を持ってもらえるいい機会となります。
とくに、目上の人に対して敬意を払う、しっかり話を聞く気持ちを身なりを整えて伝えるわけです。
「襟を正す」の例文
「襟を正す」の例文
「襟を正す」を使った例文を挙げます。
・『頭を切り替えるため、襟を正して仕事に取り掛かることにした』
・『社運をかけた大事な会議に出る前に、私は襟を正す』
・『それまでの曖昧な自分の態度を改めるため、しっかり襟を正す』
まとめ
まとめ
身を正す人は態度も改めて、前向きに仕事をやろうとする姿勢が感じられます。
身なりを正すことから緩んだ気持ちも引き締まり、仕事に真剣に取り掛かる体勢となるでしょう。