「兎の毛で突いた程」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「兎の毛で突いた程度」の意味を分かりやすく説明していきます。

「兎の毛で突いた程」とは?意味

「兎の毛で突いた程」は、とても小さなことであるという意味です。

兎の毛は身近な毛で柔らかいので毛で突っつかれても大したことが無いことから、「兎の毛で突いた程」は大したことが無いことを意味します。

「兎の毛で突いた程」の言葉の使い方や使われ方

「兎の毛で突いた程」は、実に大したことが無いというたとえをする際に使用します。

「兎の毛で突いた程」の例文

・『こちらの針治療の先生の腕なら、針の痛みは兎の毛で突いた程でしかない』

まとめ

「兎の毛で突いた程」は、実に大したことが無いという意味ですが、兎の毛自体は実はものすごく高級な書道用の筆です。

よって、突っつかれるということにおいては確かに痛みを感じない柔らかい筆なので、大したことないんですが、書道においては、柔らかく、かつ墨をよく吸うのでとても大した筆になります。

ちなみに狸の毛の筆というものもあるんですが、こちらは弾力があり毛先がまとまりやすいことから愛用される書道用の筆なんですが、兎の毛の筆と比較した場合安価でポリエチレンという素材の筆が誕生したことで実は狸からわざわざ毛を頂戴する必要性が無くなったので狸さんの筆は、だんだんと価値が下がっています。

なので、「兎の毛で突いた程」は、確かに毛や毛先で突っついても大したことないんですが、毛自体はとても価値があり大したものになります。