「当を失う」はどんな様子を指している慣用句なのでしょうか。
今回は、「当を失う」の意味について解説します。
「当を失う」とは?意味
「当を失う」とは?意味
「当を失う」とは、「道理に合わず正当性がないさま」を意味する言葉です。
「当を失う」の概要
「当を失う」の概要
「当を失う」の「当」とは多くの人々が正しいことであると認めている物事の道理や正しさを指します。
「正当」「当然」などそうあることが当たり前で正しいことであると受け入れられる状態が「当」なので、「当を失う」とは「多くの人が正しいと認める正当性が失われること」という意味になります。
一般的にはこれまで道理に適っていると認められていた物事が何らかの理由により道理から外れてしまった時に用いられる表現です。
新しい価値観についていけない古いものや社会の認識が変わり正しいと認められなくなった考え方など、道理や常識との大きなズレが生じはっきりと合わなくなってしまい不当であると見なされる様子を表しています。
「当を失う」の言葉の使い方や使われ方
「当を失う」の言葉の使い方や使われ方
『時代の変化により男尊女卑の価値観は当を失うことになった』
まとめ
まとめ
「当を失う」は社会を取り巻くような大きな価値観の変化によって発生します。
全く変化のないものであっても取り巻く環境や考え方の変化によって発生することもあります。
使い方が難しい言葉ですが正確な意味を理解して使いこなしてください。