「羽觴を飛ばす」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「羽觴を飛ばす」は何を表す言葉なのでしょうか。

今回は、「羽觴を飛ばす」の意味について解説します。

「羽觴を飛ばす」とは?意味

「羽觴を飛ばす」とは?意味

「羽觴を飛ばす」とは、「酒の入った杯を盛んにやり取りするさま」を意味する言葉です。

「羽觴を飛ばす」の概要

「羽觴を飛ばす」の概要

中国の詩人「李白」の詩「春夜宴桃李園序」の一節「開瓊筵以坐花、飛羽觴而酔月」に由来します。

羽觴とは雀の形に似せて作った杯のことで主に酒を飲むときに使います。

鳥の形をした杯が次々と交わされる様子を鳥が飛ぶ様子に例えて「酒が盛んにやりとりされる宴会や酒盛り」の意味で使われる言葉です。

参加している人たちの間で盛んに酒杯がやり取りされている様子から、酒盛りが大変に盛り上がり分け隔てなく楽しんでいるさまの例えとして使われています。

「羽觴を飛ばす」の言葉の使い方や使われ方

「羽觴を飛ばす」の言葉の使い方や使われ方

『村人のほとんどが広場に集まり親睦を深めるために羽觴を飛ばす』
『仲間同士で早く打ち解けるためには羽觴を飛ばすのが一番確実な方法だ』

「羽觴を飛ばす」の類語や言いかえ

「羽觴を飛ばす」の類語や言いかえ

・酒を酌み交わす 「互いに酌をするなど打ち解けた様子で酒を飲むこと」を表します。

肩ひじを張らず心を開いて酒を飲むときに用いられる表現です。

まとめ

まとめ

「羽觴を飛ばす」はめったに聞く機会のない言葉ですが、漢文の引用は教養をアピールできることからスピーチなどで使われることがあります。

言葉の意味は難しいものではないのでこの機会に覚えておきましょう。

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