「騎虎の勢い」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「騎虎の勢い」の意味を分かりやすく説明していきます。

「騎虎の勢い」とは?意味

「騎虎の勢い」とは?意味

「騎虎の勢い」の読みは、「きこのいきおい」で、「ものごとの勢いが余りにも盛んになり、後に引けなくなること」を意味することわざです。

「騎虎の勢い」の概要

「騎虎の勢い」の概要

この「騎虎の勢い」の由来は、中国の隋の時代について書かれた歴史書の「隋書」で、そこに記されている 東晋王朝における反乱で、反乱軍の将軍が戦いを止めて、自分の本拠地に引き返そうか迷った際に、部下の一人が「今の騎虎の勢いの本軍の状況下で、引き返すことは許されません」といさめた逸話だとされています。

ここで「非常に勢いがあるさまを、虎にまたがって勢いよく走ること」になぞらえ、「騎虎」との表現が使われたのです。

「騎虎の勢い」の言葉の使い方や使われ方

「騎虎の勢い」の言葉の使い方や使われ方

「騎虎の勢い」は、「勢いが非常に盛んになったこと」にポイントがあるのではなく、「引くに引けなくなること」にポイントがあるのです。

従って、「こんなに勢いがついてしまうと引くに引けない」「行きがかり上、途中でやめられないこと」を意味して使われるのです。

例文を以下に示します。

・『ごく少人数で始めたイベントですが、数年を経て騎虎の勢いになり、今更事務局を降りることが難しくなってしまった』
・『最初は少し手伝っていたプロジェクトですが、ここまで騎虎の勢いになると、最後までメンバーとしてやり遂げざるを得ません』

まとめ

まとめ

「騎虎の勢い」とは、「ものごとの勢いが余りにも盛んになり、後に引けなくなること」を意味することわざです。

タイトルとURLをコピーしました