「切歯扼腕」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「切歯扼腕」の意味を分かりやすく説明していきます。

「切歯扼腕」とは?意味

「切歯扼腕」は「せっしやくわん」と読み、「激しく怒ったり悔しがったりしている様子」を意味する故事成句です。

「切歯扼腕」は、中国の歴史書「史記」に登場する言葉で「歯ぎしりして腕を強くにぎりしめていること」を表す言葉として書かれています。

怒り、悔しさ、無念さなどの気持ちで激しく憤り、ギリギリと歯ぎしりをして悔しがる様子を表しています。

一般的に「切歯扼腕した」や「切歯扼腕する」などと使われます。

「切歯扼腕」を使った例文を挙げます。

・『勝利が目前だったのに逆転されて切歯扼腕の思いだ』
・『彼は親友に裏切られて切歯扼腕した』
・『準備してきた仕事を横取りされて切歯扼腕する気持ちだ』

「切歯扼腕」は、怒りで歯ぎしりする程に悔しい様子を表しています。

中国の歴史書が由来になった言葉ですので、意味を知っていなければなかなか使うことはありません。

しっかりと意味を理解して状況に応じて使用できるようにしましょう。