「膝を折る」とはどんな意味で使われる慣用句なのでしょうか。
今回は、「膝を折る」の意味について解説します。
「膝を折る」とは?意味
「膝を折る」とは?意味
「膝を折る」とは、「負けを認めて相手に従うこと」を意味する慣用句です。
「膝を折る」の概要
「膝を折る」の概要
勝負事で降伏する時に武器を手放し膝をついて頭を低くする様子に由来する言葉で、負けを認めて受け入れ相手の言いなりになることを意味します。
降伏しているのでただ勝敗が決着するだけではなく敗者は勝者の言いなりになる不利益が発生します。
慣用句としての「膝を折る」にも相手の求めや指示を聞き入れるよりほかないという苦しい立場を受け入れる意味合いが含まれており、ただ負けを受け入れるだけでなく負けに伴う不利益の発生が強調されています。
「膝を折る」の言葉の使い方や使われ方
「膝を折る」の言葉の使い方や使われ方
『強大な敵に力及ばず膝を折る』
『膝を折るという決断を下すまでにはかなりの葛藤があった』
「膝を折る」の類語や言いかえ
「膝を折る」の類語や言いかえ
・屈服する
「負けて従うこと」を意味します。
ほぼ同じ意味合いですが「膝を折る」が苦しんだ末に負けを受け入れている様子を表すのに対し、こちらは力で無理やり押さえつけられた末の敗北と服従を表します。
まとめ
まとめ
「膝を折る」は日常生活ではあまり使わない言葉ですが競争で負けた末の企業合併などビジネス用語として使われています。
正しく使えるよう言葉の意味を理解しておきましょう。