この記事では、「耳を滌ぐ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「耳を滌ぐ」とは?意味
「耳を滌ぐ」とは?意味
「耳を滌ぐ」は「みみをすすぐ」と読み、「世俗の汚れた事を聞いた耳を洗い清める」「俗世間の栄達を拒否すること」を意味する言葉で、慣用句「耳を洗う」と同じ意味を持ちます。
「耳を滌ぐ」の概要
「耳を滌ぐ」の概要
「耳を滌ぐ」は、一般的に「耳を洗う」という慣用句と同義とされています。
「滌ぐ」は、「濯ぐ」の同音異義語であり、「水で洗い清める」という意味と、「汚名や恥を除く」という意味を持ち合わせています。
洗い清める対象が「耳」という事になりますので、「耳を滌ぐ」は、「世俗の汚れた事を聞いた耳を洗い清める」「俗世間の栄達を拒否すること」をたとえた言葉となります。
中国古代の史記「伯夷伝」からの故事が由来とされています。
「耳を滌ぐ」を使った例文(使用例)
「耳を滌ぐ」を使った例文(使用例)
「耳を滌ぐ」を使った例文を挙げます。
・『極端に都会を嫌う彼は田舎に帰って耳を滌ぐ』
・『私は世間知らずと言われても耳を滌ぐ』
まとめ
まとめ
「耳を滌ぐ」は「耳を洗う」と同義であり、「世俗の汚れた事を聞いた耳を洗い清める」「俗世間の栄達を拒否すること」を意味しています。
由来が故事ということもあり、日常会話ではなかなか耳にする言葉ではありませんが、意味を理解しておくとよいでしょう。