「ご査収のほどよろしくお願い致します」とは？言葉の使い方や例文など分かりやすく解釈

この記事では、「ご査収のほどよろしくお願い致します」とは?言葉の使い方や例文など分かりやすく解釈していきます。

「ご査収のほどよろしくお願い致します」とは?意味

「ご査収のほどよろしくお願い致します」とは、上司や取引先などにお金や物品、書類などの重要な物を渡した際に、それらの物をしっかりとよく確認してから受け取って頂くようにお願いするという敬語表現となります。

よく確認し調べるという意味を持つ「査収」という言葉に、接頭語の「ご」をつけることで「ご査収」という敬語表現が出来ます。

さらに、お願いするという言葉を謙遜語である「お願い致します」という言葉に変化させることで、よりへりくだった表現として成立しています。

一般的には、お金が関係する請求書や見積もりなどの書類について、「よく確認してくださいね」と伝えたい場合に「ご査収のほどよろしくお願い致します」と表現する事で、敬語と謙遜を併せ持つ表現として自分を下げ、相手を立てる事ができるのです。

「ご査収のほどよろしくお願い致します」の上司や目上に使うときの注意点

「ご査収のほどよろしくお願い致します」に使用されている、「致します」という言葉についてですが、場合によっては謙遜語にはなっているものの、丁寧さの点で少し欠けている表現とされる事があります。

とても細かい部分ではありますが、対応する企業や相手によってこの部分を他の謙遜語や敬語に置き換えて表現すると、より丁寧さが増した表現になります。

「ご査収のほどよろしくお願い致します」を使った例文

・『こちらが請求書になりますのでご査収のほどよろしくお願い致します』
・『見積金額について変更がございましたので今一度ご査収のほどよろしくお願い致します』
・『次回の会議資料についてはメールにて添付させて頂く予定となっています。メール受信後ご査収のほどよろしくお願い致します』

「ご査収のほどよろしくお願い致します」の返答や返信例

「ご査収のほどよろしくお願い致します」と言われた側の人は、基本的に上司であったり取引先の人などの目上の人です。

そのため、返答や返信を伝える場合にははっきりと明確に「確認した」という事を伝える必要があります。

自分が目上の人間であったとしても、相手に対して敬意を表すことは大切であり、返答や返信においてもこの点を考慮する必要があるでしょう。

そのため、返信内容についても敬語表現や丁寧語などを用いた言葉で返信する事が望ましいです。

まとめ

「ご査収のほどよろしくお願い致します」は、重要な書類やお金が関係する請求書、見積書などの内容が間違っていないかよく確認する事をお願いするという敬語表現となります。

主にメールでのやりとりで頻繁に使われる表現で、ビジネスメールでは日常的に目にします。

受け取る側は目上の人ですが、相手に対する敬意は忘れないようにする事が大切です。