「ご飯論法」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「ご飯論法」の意味を分かりやすく説明していきます。

気になった言葉を今すぐチェックしていきましょう。

「ご飯論法」とは?意味

「ご飯論法」とは?意味

ご飯論法(ごはんろんぽう)とは、論点をすり替えること。

相手の質問に真正面から向き合わずに、へりくつで返すことです。

自分に都合のいい言葉で逃げる、ある意味ずるいやり方になります。

例えば「朝ごはんは食べた?」と問いかけられたとします。

この質問に対して「朝ごはんは食べていない」と答えるのが「ご飯論法」です。

食パンや焼きそばなら食べたけれども「ごはん」じゃないから「食べていない」と答えてしまう、抜け道の方法です。

質問した言葉を逆手にとって、自分の都合よく解釈すること。

きちんとした会話のキャッチボールをしないことが「ご飯論法」です。

言い訳ばかり言っている人を、揶揄するフレーズになります。

「ご飯論法」の概要

「ご飯論法」の概要

「ご飯論法」の生みの親は、法政大学の上西充子教授のTwitterです。

働き方改革をめぐる加藤元厚生労働大臣の答弁に対して、コメントを出したことがキッカケとなりました。

野党議員が、あれこれ手をつかって質問をぶつけたのに対して、加藤元厚生労働大臣は「記憶にない」などの曖昧な言葉をつかって、逃げ道をつくりました。

このやり取りを見た上西充子教授が「まるで論点をずらした、ご飯論法を見ているようだ」とツイートしたのが発端です。

この言葉は国会答弁をのらりくらりとかわす、国会議員を揶揄する言葉として、当時の流行語大賞にノミネートしました。

自己防衛に走るあまりに、苦しい言い逃れをすることをご飯論法といいます。

「ご飯論法」の言葉の使い方や使われ方

「ご飯論法」の言葉の使い方や使われ方

「ご飯論法」はこのように使います。

・『総理の答弁は百歩譲っても、ご飯論法に見えてしまう』
・『信頼していた政治家が、ご飯論法を繰り返すのでガッカリした』
・『ご飯論法の政治家を倒すために、次回の選挙に立候補することにした』
「ご飯論法」はおもに政治家の答弁を皮肉りたい場合に使います。

話の焦点をぼかして、うまくすり替えをおこなうのが「ご飯論法」です。

誰が見ても違和感があり、悪事がばれないように思えてしまうので、必然的に印象は悪くなります。

良い意味では使われず、悪いシーンでしか用いられない残念な言葉です。

「ご飯論法」の類語や言いかえ

「ご飯論法」の類語や言いかえ

「ご飯論法」の関連語には、次のフレーズもあります。

・論点のすり替え
・こじつけ
・国会答弁
「ご飯論法」は質問を自分の都合の良いように捉え直して、やり返す手法です。

国会ではよく見られる、こじつけをいいます。

まとめ

まとめ

「ご飯論法」の意味と使い方をおさらいしました。

「ご飯論法」とは「ごはん食べた?」という質問に対して「白米は食べていない」とやり返す、論点ずらしの答弁をいいます。

おもに国会議員のあり得ない受け答えをやじる際に用いられています。

誰が見ても正しいと思える政治を作っていって欲しいものです。

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