この記事では、スラング用語の「リアルガチ」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「リアルガチ」とは?
「リアルガチ」とは?
「本当」と訳す「リアル」と「本気」という意味がある「ガチ」を合わした言葉が「リアルガチ」です。
リアルは英語の“real”がそのままの意味で使われており、ガチを足すことで「本当に本気」と使えます。
自分が本気を見せようとするとき、「リアルガチだ」と相手を威嚇しておいてからやってやるぞという気持ちを伝えたり、これ以上やっては危険な状況に追い込まれると怖いと思うとき自分の考えを一言で表すわけです。
「リアルガチ」の概要
「リアルガチ」の概要
言葉の語源は、芸人の出川哲朗が頻繁にテレビ番組で使っていたことで多くの人に広まっていきました。
不定期で放送されていた「出川哲朗のリアルガチ」というテレビ東京で2014年から放送していた番組内で彼が「リアルガチ」と言い放った様子が実に視聴者の心をとらえることになり、それ以降多くの人が使うようになったのです。
体当たりのロケばかりやらされていた出川さんは、本当に倒れてしまいそうなほど危険な状態に「本当にまずいぞ」と思う気持ちを言葉に表すため「リアルガチ」と言います。
人気者になるほど彼の言葉は若者の間に浸透していき、本気の気持ちをさらに強く言い表すときにも使われるようになったのです。
「リアルガチ」の使い方や使われ方
「リアルガチ」の使い方や使われ方
自分がいかに本気で挑戦しようかと考えたとき、「リアルガチだ」と周囲に向かって言い放ちます。
それだけ自分はこれから意を決してやってやるという気持ちを込めて相手に伝えるとき真剣な表情で伝えればもっと本気度を伝えられるでしょう。
危険な状態に追い込まれたとき、こんなことしたら命が危ないと思う状況を人に伝えるとき「これはリアルガチなやつで無理」と断るときも使われている言葉になりますし、まったく理解できない状況に「リアルガチでやばい」と不安な気持ちを表せる言葉にもなります。
他にも、かなり強い敵や知識がある者に恐れおののくとき「あいつはリアルガチで強いぞ」と警戒する自分の気持ちを表します。
「リアルガチ」を使った例文(使用例)
「リアルガチ」を使った例文(使用例)
・『テストの点数が悪くて驚くが、通信簿もひどいから親父に打たれそうな状況にリアルガチでやばい』
あれだけ勉強しなければテストの点数が悪くなると注意されたというのに、言うことを聞かなかったため通信簿まで悪かったとき本気でまずいと思います。
・『これいじょう橋の上に立っていたらリアルガチで凍えてしまう』
身の危険を感じた人は本当にまずい状況に「もうだめだ」という気持ちを言い表すときに使います。
・『リアルガチで何をしたいのか理解できない友人の行動に不安を覚える』
まったく予測不可能な行動してみたり、訳の分からない言葉を発する人の理解できない行動や行為は一緒にいていいものか悩むほど不安になる人もいます。
まとめ
まとめ
本当にまずい状況であったり、身の危険を感じるときなどに使えばより自分の気持ちを強く表せる「リアルガチ」は、切羽詰ったときや恐ろしいことに遭遇した場面で自分の不安と絶望感、つらさを分かりやすく相手に伝えられる言葉になるでしょう。