「口が滑る」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

この記事では、慣用句の「口が滑る」の意味や使い方などを分かりやすく説明していきます。

「口が滑る」とは?意味

「口が滑る」とは?意味

「口が滑る」の読みは「くちがすべる」で、「言ってはいけないことをつい話してしまうことや、秘密を話してしまうこと」を意味する慣用句です。

これと同じ慣用句として、「口を滑らす」と言う表現も広く使われています。

「口が滑る」の概要

「口が滑る」の概要

「口が滑る」「口」は、顔の部位を示す言葉ですが、それ以外に「ものの言い方や、世間の評判や噂」と言った意味があり、ここではこの意味で使われています。

また「滑る」には「ものの表面をなめらかに移動すること」の意味の他に色々あり、ここでは「調子に乗って余計なことを言ったり書いたりしてしまう」意味を指しています。

この二つの言葉で「口が滑る」が構成され、前項で記載した「言ってはいけないことをつい話してしまうことや、秘密を話してしまうこと」を意味する慣用句となったものです。

秘密にして欲しいと言われていたことを、第三者に「口が滑って」漏らしてしまうと、お互いの信頼関係が崩れるような場合もあり、注意が必要です。

言葉の意味等からは少し離れますが、「口が滑る」ことの多いタイプやシチュエーションについて触れておきます。

特に「口が滑る」ことが多い人は、常に何かを話し続けていないと、落ち着かないと言うタイプの人に多いものです。

これは話すことで、相手や周囲の関心を引こうとする力が、無意識に働いているからと言えます。

こうした傾向のある人は、多弁を直す事は難しいので、むしろ雑学や知識を増やし、うわさ話や誰かの秘密などを、話す必要がない様にする対策が良いでしょう。

また、お酒を飲むと、つい「口が滑る」と言うタイプの人もいます。

こうした人は、知らぬ間に信用を無くすことが多いので、何とか直す習慣を付けると共に、しっかりと謝罪するすべを身に付けることも大切となります。

謝る際には、「酒の席とは言え」の前置きは禁句です。

とにかく、深々と頭をさげて、「口が滑った」ことをひたすら謝ることが大切です。

「口が滑る」の言葉の使い方や使われ方

「口が滑る」の言葉の使い方や使われ方

「口が滑る」の慣用句は、以下の例文のように使われます。

・『彼が秘密にして欲しいと言う話は、口が滑って漏らしても、笑い話で済むようなことが多い』
・『酒に酔った勢いで、口が滑る人には、信頼して本当に重要なことを話すことはできません』
・『口が滑り、第三者に話すことで、ビジネスにおいては重大な事態を招く事もあります』
・『秘密だと言えば言うほど、黙っていることが出来ず、口が滑るのが彼の欠点です』
・『つい口が滑ることで、相手を傷つけるケースも多いので、うわさ話的に何でも話すのは止めるべきです』

「口が滑る」の類語や言いかえ

「口が滑る」の類語や言いかえ

「口が滑る」の類語として、「口」「舌」に置き換えた「舌が滑る」や、「滑る」「軽い」に置き換えた「口が軽い」があります。

また説明的な言い換えとしは「口をついて出る」を挙げることが出来ます。

まとめ

まとめ

「口が滑る」とは「言ってはいけないことをつい話してしまうことや、秘密を話してしまうこと」を意味する慣用句です。

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