この記事では、「床に伏す」の意味を分かりやすく説明していきます。
「床に伏す」とは?意味
「床に伏す」とは?意味
「床に伏す」の読みは「とこにふす」で、「病気になって寝込むこと」を意味する慣用句です。
「床」は「寝るために設けたところや、布団などの寝具を調えた場所のこと」すなわち「寝床」を意味します。
また「伏す」は「うつぶせになること」を意味する言葉です。
従って、「床に伏す」は冒頭の意味となるのです。
しかし、この慣用句は後ほど説明しますが、正しくは「床に臥す」と表記すべきです。
「床に伏す」の概要
「床に伏す」の概要
「床に伏す」の意味は先に記載した通り、「病気になって寝込むこと」の意味ですが、この場合の「ふす」の表記を「伏す」とするのは間違いで、本来は「臥す」と表記すべきです。
「伏す」は「身体を地につけるや、うつぶせになる」という意味です。
それに対して「臥す」は「横になることや、病気になって寝ること」の意味で使われます。
従って、正しい表記としては「床に臥す」とすべきと言えます。
ちなみに、これと同じ意味で、「病気」を強調する意味で「病床に臥す」も、慣用句として、よく使われます。
「床に伏す」の言葉の使い方や使われ方
「床に伏す」の言葉の使い方や使われ方
・『高齢の母は体調がすぐれず、最近は床に臥す(伏す)日が続いています』
・『父親は入院することを医師に勧められていますが、入院を拒み、自宅で床に臥し(伏し)ています』
まとめ
まとめ
「床に伏す」とは、「病気になって寝込むこと」を意味する慣用句です。
ただし、「床に伏す」は間違った表記で、正しくは「床に臥す」とすべきです。