「絶食系男子」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

恋愛関連の話題で登場する言葉「絶食系男子」とはどのような異身なのでしょうか。

今回は、「絶食系男子」の意味と類似表現について解説します。

「絶食系男子」とは?意味

「絶食系男子」とは?意味

「絶食系男子」とは、「恋愛に一切興味がなく恋人作りや婚活に関心を示さない男性」を意味する言葉です。

「絶食系男子」の概要

「絶食系男子」の概要

2009年の新語・流行語大賞では「草食系男子」という言葉がトップテンに選ばれました。

草食系男子とは恋愛に対する積極性が薄く草食系動物のように穏やかな男性を指す言葉です。

これまでの男性像でスタンダードだった恋愛に貪欲で何事に対しても積極的というイメージを覆す草食男子という存在は新時代の新たな男性像として大いに注目を集めました。

「草食系」は男性の穏やかなようすを草食動物に例えた言葉で、恋愛に貪欲で何事にも積極的な正反対の人は仮に積極的な肉食動物に例えて「肉食系」と呼ばれます。

草食系と肉食系の分類は男性だけでなく女性にも広まり恋愛以外にも仕事や人間関係などライフスタイル全般を分類するものとして定着しています。

草食系男子は恋愛に対する積極性にかけて入るもののある程度の興味は有しており彼女を作ることにも大きな抵抗はありません。

自分からグイグイ行くことは少ないものの恋愛を忌避しているわけではなく、彼女持ちの草食男子も存在します。

積極性に欠ける草食系でも積極的過ぎる肉食系とも異なりそもそも恋愛そのものに興味を示さない男性を指す言葉が「絶食系男子」です。

草食にも肉食にでも当てはまらないことから絶食という言葉が用いられた「絶食系男子」は文字通り恋愛に関するあらゆる興味がなく異性との積極的な関わりを絶つ男性を指します。

「絶食系男子」にもいくつかのタイプがあります。

そもそも恋愛感情を産まれてから位置度も抱いたことがない人、面倒くさいので恋愛したがらない人、恋人を作る意味が理解できない人、過去のトラウマで恋愛を避けている人など様々な事情により恋愛と距離を置く男性は珍しくありません。

バブル期までの日本では恋愛至上主義社会と言っても良い恋愛をとても大切にする社会でした。

戦前の日本ではお見合い結婚中心で恋愛そのものが貴重な体験だった反動もあり戦後になると恋愛は素晴らしいものである、恋愛結婚こそ理想という考えが広まりました。

「絶食系男子」はそんな恋愛至上主義に対する反動であるともいえます。

恋愛の勝ちが高まりすぎた結果、恋愛に対する疲れや諦念が男性の間で共有されたことが恋愛そのものから離れる「絶食系男子」が誕生した理由です。

「絶食系男子」の言葉の使い方や使われ方

「絶食系男子」の言葉の使い方や使われ方

・『若者の間で恋愛しない絶食系男子が増えている』
・『絶食系男子に片思いしても思いが通じる可能性は低い』

「絶食系男子」の類語や言いかえ

「絶食系男子」の類語や言いかえ

・断食系男子
「恋愛に興味のない男性」を意味する言葉で「絶食系男子」とはほぼ同義です。

・ダイエット系男子
「恋愛に興味のないふりをしているが裏では女遊びをしている男性」を意味する言葉です。

表面上は興味のないふりをしながら隠れて女遊びをしているようすをダイエット中なのに隠れてこっそりドカ食いしている様子に例えた言葉です。

まとめ

まとめ

「絶食系男子」は新しい時代に誕生した新世代男性だと思われがちですが注目されていなかっただけで昔から存在していたタイプの男性です。

恋愛第一という古い価値観からの脱却を体現する彼らは新しい形の結婚観やライフスタイルを生み出すカギとなる存在でありこれからもますます注目が集まります。

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