「島ナイチャー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

沖縄関連の話題で登場する言葉「島ナイチャー」とは何を意味しているのでしょうか。

今回は、「島ナイチャー」の意味と類似表現について解説します。

「島ナイチャー」とは?意味

「島ナイチャー」とは?意味

「島ナイチャー」とは、「本土から沖縄に移住し定住している人」を意味する言葉です。

「島ナイチャー」の概要

「島ナイチャー」の概要

一昔前までの沖縄は先祖代々住み続けている人が多く本土から移ってくる人はほんの一握りでしたが、2000年代に入ってからは沖縄ブームや移住ブームが追い風となり沖縄以外から移り住む移住者が急増します。

これまでは沖縄に住んでいる人はすべてウチナンチューと呼んでいましたが沖縄出身で長く住み続けている人と居住者とを区別するための新しい呼び方として誕生したのが「島ナイチャー」です。

「島ナイチャー」「島」「本当や島部すべてを含む沖縄」を意味し「ナイチャー」「内地の人」つまり「沖縄以外の人」を意味します。

「島ナイチャー」とは「沖縄化した沖縄以外の人」を表す言葉であり簡潔にいえば「沖縄に移住してきた人」を指す言葉です。

本来は「ナイチャー」のみで「内地から移ってきた人」を意味するのですが、沖縄に定住し沖縄の文化に染まっていることを強調する意味で「島ナイチャー」と呼ばれています。

「島ナイチャー」にはもうひとつ「沖縄出身者でありながら内地の文化に染まっている人」という意味もあります。

移住者とは正反対の意味であり混乱しやすいのですが地元住民の間ではこちらの意味で使われることが多く、居住者という意味で使うのは本土の人や本土出身者が大半です。

「島ナイチャー」はあまりいい意味の言葉ではありません。

ニュアンスとしては「本土かぶれ」に近いものがあり沖縄の人間でありながら地元愛が薄く本土に対して過剰なあこがれを持つ様子を非難する意味合いが込められています。

「島ナイチャー」の言葉の使い方や使われ方

「島ナイチャー」の言葉の使い方や使われ方

・『ライフスタイル誌で島ナイチャーの特集が組まれる』
・『地元になじむのに苦労している島ナイチャーも多い』
・『島ナイチャーは右肩上がりで増え続けている』
・『地元経済の活性化に島ナイチャーは欠かせない存在である』

「島ナイチャー」の類語や言いかえ

「島ナイチャー」の類語や言いかえ

・ウチナーンチュ
「沖縄の人」を意味する言葉です。

沖縄本島や諸島部など沖縄県出身の人を指す言葉で基本的には「沖縄県県在住の沖縄県出身者」を指します。

沖縄生まれ沖縄育ちの人間が本土で生活している場合は本来「ウチナーンチュ」ではありませんが、沖縄出身者である点を強調して沖縄在住でなくても沖縄出身者であれば「ウチナーンチュ」と呼んでいます。

・ヤマトンチュ
「沖縄以外の日本人」を意味する言葉です。

北海道や本州、四国や九州など沖縄県以外の出身者やそこに住んでいる人を指します。

「ナイチャー」とはほとんど同じ意味の言葉ですが「マトンチュ」が単純に出身地の違いを表すのに対し「ナイチャー」は何らかの対抗意識があるときに使われる表現です。

まとめ

まとめ

「島ナイチャー」という言葉は沖縄の人でないとわからない微妙なニュアンスを含む言葉です。

本土の人間が使うとあまりいい顔をされないので沖縄を知ったかぶって使わないようにしましょう。

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