「盗り鉄」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

鉄道ファンは活動内容によっていくつかに分類されます。

その中でもよくない存在とされる「盗り鉄」とはどんな人達を指すのでしょうか。

今回は、「盗り鉄」の意味と類語について解説します。

「盗り鉄」とは?意味

「盗り鉄」とは?意味

「盗り鉄」とは、「鉄道の部品や設備などを窃盗する悪質な鉄道ファン」を意味する言葉です。

「盗り鉄」の概要

「盗り鉄」の概要

2000年代に入ってから鉄道ファンに対する注目が高まりました。

テレビ番組で某大物芸能人が鉄道好きを公言し自らの番組でマニアックな鉄道企画などを行うようになったのがきっかけとされる鉄道ブームにより鉄道そのものだけでなく鉄道を趣味にする鉄道ファンにもあらためてスポットライトが当てられました。

鉄道趣味は長年多くのファンを集めていながら暗いオタク趣味として日陰者の扱いを受けていましたが、芸能人が続々鉄道ファンであることをカミングアウトしたことにより扱いが大きく変わっています。

趣味を一心に楽しむ姿が見直されるとともに鉄道ファンにもいろいろな種類があることなど理解が進んぢ得ます。

鉄道ファンとひとくちにいっても活動内容はさまざまです。

鉄道に乗るのが趣味の「乗り鉄」、鉄道写真を撮るのが好きな「撮り鉄」、鉄道の音を楽しむ「音鉄」、路線図を眺めてあれこれ考える「路線鉄」、乗り継ぎやプランニングを専門にする「時刻表鉄」などそれぞれ多様な楽しみ方で鉄道趣味を満喫しています。

鉄道と鉄道ファンにスポットがあたる一方で負の側面も浮かび上がっています。

一部の鉄道ファンには自らの趣味を優先するあまりルールに違反したりひどい場合は法律を犯したりするケースが見られます。

そのような悪質な鉄道ファンの中でも「鉄道関連の設備やグッズなどを盗む人」を指す言葉が「盗り鉄」です。

「盗り鉄」は単なる窃盗犯であり鉄道ファンの風上にも置けない厄介者です。

貴重な設備やグッズを盗み保存を困難にする存在だとして多くの鉄道ファンは「盗り鉄」を忌み嫌っています。

中には安全な運行に欠かせない設備や機材を盗むような一歩間違えば重大事故につながりかねない悪質な窃盗行為を行う者も存在し、鉄道各社は警察と協力して悪質な「盗り鉄」の排除に力入れています。

「盗り鉄」の言葉の使い方や使われ方

「盗り鉄」の言葉の使い方や使われ方

・『盗り鉄はファンではなくただの泥棒である』
・『貴重なヘッドマークが盗り鉄のせいで失われてしまった』
・『無人駅は盗り鉄に取って格好のターゲットである』
・『ネットオークションに盗り鉄が出品しているのを見つけたので運営に通報した』

「盗り鉄」の類語や言いかえ

「盗り鉄」の類語や言いかえ

・クズ鉄
「クズな行為をする迷惑な鉄道ファン」を意味する言葉です。

立ち入り禁止区域に立ち入ったり一般利用客に大声で怒鳴ったりなどマナーを弁えない迷惑な鉄道ファンを総称する言葉です。

特に写真撮影に夢中になるあまり周囲が見えなくなりがちな撮り鉄に多いとされ、写真撮影に邪魔だからという身勝手な理由で立木を無断で伐採したり安全のために設置された杭を引き抜いたりなど傍若無人なふるまいも報告されています。

まとめ

まとめ

鉄道趣味そのものにはまったく罪はありませんがすきだからという身勝手な理由で窃盗行為が正当化されるものではありません。

「盗り鉄」のような迷惑な存在が一掃されない限り本当の意味で鉄道ファンが理解されることはなく、悪質なファンの排除は急務です。

俗語表現ではありますが最近はニュースなどでも使われる言葉なので意味を知っておきましょう。

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