「せかせかする」とは意味や概要、類語や例文まで徹底解説

「せかせかする」とは忙しくて落ち着かないこと

「せかせかする」の解説

「せかせかする」の解説

「せかせかする」「せかせか」とは副詞で、動作や態度が忙しそうで、落ち着きがない様子という意味になります。

またすることが小さいといった意味もあります。

つまり「せかせかする」とは「忙しくて落ち着かない」といった時に使う言葉なのです。

本当に忙しくて「せかせかする」状態になることもありますし、本人の処理能力が低くて、大したことがなくてもすぐに「せかせかする」こともあります。

後者の場合は、パニックになりやすい、キレやすい性格が隠れている可能性を疑った方がいいでしょう。

「せかせかする」の使われ方

「せかせかする」の使われ方

「せかせかする」とは、忙しそうにしている人、落ち着きがなく動き回っている人など他人に対して使うこともできますし、自分自身が、することが多くて忙しい、精神的に余裕がないといった気分を言い表す時に使うこともできます。

また、単純に動作や態度的な忙しさ、落ち着きのなさを表すだけでなく、ちょっとしたことでも対応できずに騒ぐ、すぐにイライラし出す、といった性質、性格的なことを言い表すこともできます。

例えば「あの人忙しくなると怒りっぽくなる」という本音を遠回しに「あの人せかせかするタイプ」と言うわけです。

「せかせかする」の例文1

「せかせかする」の例文1

「一人でせかせかするなよ。他の人に分担すればいいだけだろう」

仕事、用事などあれこれと抱えて忙しくなることを「せかせかする」と言います。

忙しくて落ち着かないという意味ですので、例文は、忙しくて大変ならば、一人で抱え込まず、他の人に受け持ってもらいなさいと言っているのです。

他に「一日のうちにしなければならない用事が沢山ある」「締め切りなどが迫っていて時間に追われている」といったことで精神的に落ち着かないことも「せかせかする」と言いますので、仕事において忙しい時期によく使われる表現となります。

「せかせかする」の例文2

「せかせかする」の例文2

「隣で同僚がせかせかするので仕事がやりにくい」

「せかせかする」とは、動作、態度が忙しそうで「落ち着きがない」という意味ですので、例えば暇であっても、日頃から「動きや態度に落ち着きが見られない人」そのものを言い表すことができます。

つまりこの場合の「せかせかする」とは、仕事が忙しいといった意味合いより、動きに落ち着きがない、騒がしい、といった意味となるのです。

例文を意訳するならば「同僚の動き、物音がうるさくて、気が散る」となり、苦情を言い表しているわけです。

日頃から、うるさい人、落ち着きがない人のことを「せかせかした人」と言います。

「仕事が忙しく熱心な人」という意味ではありませんので注意してください。

「せかせかする」の類語・言い換え表現

「せかせかする」の類語・言い換え表現

せかせかするの類語・言い換え表現の例を見てみましょう。

「あくせくする」

「あくせくする」

「あくせくする」とは、心にゆとりが持てず、目先のことに追われていること、こせこせと気ぜわしい事をするといった意味になります。

よく使われる言い回しに「あくせくと働く」などもあります。

「わさわさする」

「わさわさする」

「わさわさする」とは、ざわついている様子である、落ち着かない様子であるといった意味になります。

どちらかと言えば、陽気、浮き立つといった意味合いでの落ち着きのなさに使うことが多い印象です。

「明日は休校だと言ったら、生徒達がわさわさする」「彼は仕事に対して集中力がなく、すぐにわさわさする癖がある」などと使います。

「気ぜわしい」

「気ぜわしい」

「気ぜわしい」とは、心が焦ったり、早くしようとして落ち着かないという意味になります。

また人の性格に対して使う場合は「気が短い」「せっかち」という意味になりますので使い方には注意してください。

例えば「あの人は気ぜわしい」と言いますと「あの人は短気だ」という意味ですので、悪口となってしまうこともあります。

「年末は何かと気ぜわしいのでミスが出ないように気をつけて」「あの子はどうしてあんなに気ぜわしいの」などと、使います。

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