「コスメティックバイオレンス」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「コスメティックバイオレンス」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「コスメティックバイオレンス」とは?意味

「コスメティックバイオレンス」とは?意味

厚化粧した女性が強い香水のにおいをまき散らしながらバスや電車に乗ってくると、周囲の人を大変不快な気持ちにすることを「コスメティックバイオレンス」と言います。

普通に化粧して、ほのかに香りを漂わせるならいいですが、どう見ても濃すぎる化粧に、鼻の奥を刺激して気持ち悪くなるほどの強い香りがする香水をつけている人は迷惑になるばかりか、暴力を奮っているようにも感じるほどのつらさを感じるわけです。

言葉の由来は、英語で暴力を「バイオレンス」と表し、化粧を「コスメティック」と訳して掛け合わせたものを「コスメティックバイオレンス」と書きます。

「コスメティックバイオレンス」の概要

「コスメティックバイオレンス」の概要

密閉された公共の乗り物に、厚化粧して乗ってくる人は見た目で多くの人を不快に感じさせるばかりでなく、強い香水の香りを車内に充満させ、吐き気や頭痛を引き起こし、苦しめるその様がまるで暴力のようだと表すとき「コスメティックバイオレンス」と言います。

とくに、気温が高い夏場はワキのにおいが気になるので強めにスプレーを噴射しますが、そのひどいにおいが電車内やバスの中に漂うことになり、鼻が殴られたような気持ちになるほど痛くなるので困ってしまうさまを皮肉って言い表すわけです。

満員電車の中にこの手の人が入って来るとまるでテロのように多くの人を巻き込み、苦痛を与えるところはまさにバイオレンスそのものに感じます。

「コスメティックバイオレンス」の使い方や使われ方

「コスメティックバイオレンス」の使い方や使われ方

人前でも堂々と化粧して、香水を吹き付ける女性を「まるでコスメティックバイオレンスのようだ」と人々を恐れさせます。

電車の中なのにバッグの中から化粧道具を取り出し、鏡を見ながらファンデーションを顔に塗りまくったり、まつ毛をカールする姿は恐怖さえ感じさせます。

汗をかいたのか、ワキや首に消臭スプレーすると周りの人の鼻にその粒子が入ってきて咳き込んだり、目に染みて痛さを感じさせることを「これはまさしくコスメティックバイオレンスそのものだ」と苦しめるのです。

嗅覚が麻痺しているせいか、本人はきついにおいに気が付いていないこともありますが、周囲の人はきついにおいで疲労感に包まれ、倒れそうになっているさまは「耐え難いほどのコスメティックバイオレンス」と訴えます。

「コスメティックバイオレンス」を使った例文(使用例)

「コスメティックバイオレンス」を使った例文(使用例)

・『自分では気がついていないが、厚化粧は人を不快にするコスメティックバイオレンスになる』
本人は気がついていないのが怖いところで、どの程度の香りが適度であるか神経が麻痺していることがあります。

・『コスメティックバイオレンスになるので、香水は適度の量をふりかけることが礼儀だ』
自分にとっては素敵だと感じる香水の香りも、人にとっては不快に感じる場合もありますので注意が必要です。

・『コスメティックバイオレンスが原因で周囲の人が苛立ち、喧嘩が勃発した』
バスの中でいきなり化粧する行為はモラルがなくて残念に感じ、苛立つ者同士で喧嘩することもあるので注意しましょう。

まとめ

まとめ

女性が化粧で美しくなり、見る人を楽しませるのはいいことですが、あまりにも行き過ぎた行為は反対に苦しみを与えますので、ほどほどにすることが必要です。

とくに、多くの人が利用する公共の場では注意して利用することが求められますので注意しましょう。

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