金融や信用に関する話題で使われる言葉として「クレヒス」があります。
この言葉は何を指しているのでしょうか。
今回は、「クレヒス」の意味と類語について解説します。
「クレヒス」とは?意味
「クレヒス」とは?意味
「クレヒス」とは、「クレジットヒストリー」の略で「クレジットカードの利用履歴」を指す言葉です。
「クレヒス」の概要
「クレヒス」の概要
後払いで買い物ができるクレジットカードはいつどこで何をいくら買ったのか全て記録されています。
そのような「これまでにクレジットカードを利用した履歴」のことを「クレジットヒストリー」略して「クレヒス」といいます。
「クレヒス」は単なる買い物の履歴ではありません。
個人にとっての使いみちといえば金銭管理や買い物のチェックくらいなのであまり重要に考えていない人も多く見られますが「クレヒス」にはとても重要な役割があります。
クレジットカードは簡単にいえば「信販会社にお金を立て替えてもらい後払いで買い物できるシステム」です。
信販会社はカード会員が期日までに料金を支払ってくれるという信用のもとにクレジットカードの利用を認めており後で必ずお金を支払うという前提があるからこそ立て替え払いというリスクの大きい行為を肩代わりしてくれているのがクレジットカードの仕組みです。
「クレヒス」はこれまでのクレジットカード利用履歴であると同時に「立て替え払いをきちんと返済してきた実績」です。
毎月の利用金額を数カ月後に支払ってきたという誠実な対応を証明するものであり個人の金融信用を証明するものとして機能します。
そのため個人の信用をチェックしたいローン会社にとって「クレヒス」は金融信用力の証明そのものです。
「クレヒス」はカード会社だけでなく金融情報を取り扱う会社同士で共有されているのであるカードを使って「クレヒス」が積み重なるとほかの金融会社に対しても信用力の証明としての効力を発揮するとても重要なものです。
逆に言うと「クレヒス」が全くない人はどんなに誠実で収入があったとしても信用力にかけるとみなされてしまいます。
カードを嫌う現金主義の人は少なくありませんがそれなりの年齢なのに一切「クレヒス」がなくまっさらなままだとカードをひんぱんに利用している人より金融信用が低く見られてしまいます。
「クレヒス」の言葉の使い方や使われ方
「クレヒス」の言葉の使い方や使われ方
・『クレジットカードの新規申込時にはクレヒスがチェックされている』
・『クレヒスを積むため積極的にカードで買い物するようにしている』
・『自己破産から7年経過するとクレヒスがリ針セットされ真っ白になるらしい』
・『年齢を重ねてからクレヒスを新たに積むのは大変なので若い頃からある程度カードを使ったほうがいい』
「クレヒス」の類語や言いかえ
「クレヒス」の類語や言いかえ
・クレジットスコア
「クレジットカードの利用履歴などの金融信用に関わる行動を数値で評価し表した点数」を意味する言葉です。
単なる買い物履歴ではなく借り入れや返済、家族構成や資産など金融信用に関わるあらゆる情報を数値化し個人の信用度を測るものとして表します。
まとめ
まとめ
普段はほとんど意識することのない「クレヒス」ですがカードの新規発行やローンの申し込みなど金融サービスの利用に強く影響します。
特にカード嫌いで現金派の人が必要になってから後悔するケースがよく見られます。
若いうちのほうが有利なのでこまめにカードを使って実績を作っておきましょう。