この記事では、「ラカントS」と「パルスイート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラカントS」とは?
「ラカントS」とは?
「ラカントS」とはサラヤ株式会社が製造している甘味料です。
人工甘味料と思われがちですがその成分は天然由来のものであり、羅漢果という中国原産のウリ科植物のエキスとトウモロコシを発行させた際に生まれる甘味成分を使って作られています。
砂糖と同量で砂糖と同じくらいの甘味を出せてカロリーゼロなので体重が気になる人に向いている砂糖の代用品です。
また砂糖のような糖類は加熱すると甘味が落ちてしまいますが、「ラカントS」は成分上熱に強いので加熱しても甘さが落ちないのも特徴と言えます。
ただし完全に砂糖の代用が務まるというわけではなく、成分の都合上カラメル化することができないので「ラカントS」ではプリンのカラメルを始め作れないお菓子もあり注意が必要です。
「パルスイート」とは?
「パルスイート」とは?
「パルスイート」とは味の素株式会社が製造している合成甘味料です。
非糖質系の甘味料であり天然に存在していない甘味成分を合成して作られており、アスパルテームという成分でできています。
アスパルテームは砂糖の甘味成分であるスクロースよりも遥かに強い甘味を人に感じさせる成分なので、砂糖と同じ甘さを「パルスイート」で得ようとした場合使用量は砂糖の1/3の量しか必要ありません。
カロリーも砂糖と比べると非常に低いのですが砂糖と同量使用すると非常に甘くなりすぎてしまうので、使う際にはどれくらいの量が適切かを逐一計算して使わなければいけないという点がデメリットです。
また「パルスイート」の成分であるアスパルテームも熱に弱いため加熱すると甘味が減少してしまうことも、砂糖の代用品として利用する難しさに拍車をかけています。
「ラカントS」と「パルスイート」の違い
「ラカントS」と「パルスイート」の違い
「ラカントS」と「パルスイート」の違いを、分かりやすく解説します。
天然成分を使って作られている甘味料が「ラカントS」で、自然にない甘味成分を合成して作られている甘味料が「パルスイート」です。
「ラカントS」は砂糖と同じ量で同じだけの甘さになりますが、「パルスイート」は砂糖よりも甘味が強く3倍の量の砂糖と同じ甘さになります。
また「ラカントS」は熱に強いため加熱調理しても感じる甘味が弱くなることはありませんが、「パルスイート」は熱に弱いため加熱調理すると甘さが減少してしまうのも大きな違いです。
そのこともあって砂糖の代用品として調理やお菓子作りに使う場合「ラカントS」は分量が素直で使いやすく、「パルスイート」は分量の計算が必要で使いこなすのは難しいでしょう。
まとめ
まとめ
「ラカントS」と「パルスイート」はどちらもダイエットに余念のない女性が砂糖の代用として重宝する甘味料です。
ですがどちらも成分と特徴そして使い勝手に大きな差があるので、よく考えてどちらを選ぶべきか考える必要があるでしょう。