この記事では、「大人げない」の意味を分かりやすく説明していきます。
「大人げない」とは?意味
「大人げない」とは?意味
大人であるのに、大人らしく物事の正邪・善悪を判断することが足りない、深く考える能力に欠けるという意味や、幼稚でみっともないという意味です。
大人とは、一人前の年齢に達したものをいいます。
日本の場合は2022年3月31日までは20歳、それ以降は18歳から、一人前であるとみなされる年齢です。
「気」は名詞の下について、それにつり合っている性質・気質・気性などを表します。
大人気というと、大人という名詞の下に気がついているので、大人らしい性質・気質という意味になります。
「ない」は否定の意味です。
こういったことから、「大人げない」は大人らしさがないという意味になります。
この場合の大人らしさとは、物事の正邪・善悪を判断する大人が持っているであろう能力をいいます。
また、幼稚でみっともないことも指しています。
「大人げない」の概要
「大人げない」の概要
世間一般が考える大人っぽさというものがあります。
大人なのにそれがないことを「大人げない」といいます。
たとえば、プリンを購入して冷蔵庫に保管しておいたとします。
スーパーで売っている3個で数百円のものではなく、洋菓子店で買った高価なものです。
今日のおやつに食べようと楽しみにしていました。
しかし、食べようと思ったときにそれがありません。
家族に聞いてみると、子どもがかってに食べてしまったことがわかりました。
これに対して食べようと思っていた人(大人)が非常に腹を立てて、子どもを激しく大声で叱りつけました。
あまりに激しく叱るので、子どもは大声をあげて泣いてしまいました。
この態度は大人っぽさがありません。
大人なら広い心を持っているだろう、子どものしたことを多少は許せるだろうと一般的には考えられています。
しかし、この人の場合、広い心を持ってプリンを食べたことを許すことができておらず、感情をあらわにしています。
自分が食べようと思っていたものをかってに食べられてしまって、叱ることがあったとしても、大声を出して激しく叱るほどのことでもないでしょう。
このさまは「大人げない」といえます。
「大人げない」の言葉の使い方や使われ方
「大人げない」の言葉の使い方や使われ方
大人に対して使う言葉です。
大人なのに大人らしい正邪・善悪の判断をする力に欠けるという意味なので、大人にしか使用しません。
動物にも使用しません。
「大人げない」の類語や言いかえ
「大人げない」の類語や言いかえ
「幼稚」「たわいない」が似たような意味を持つ言葉です。
幼稚には、考えや行動などが子どもっぽいという意味があります。
配慮に欠けているさまや考えが深くないさまなどを指します。
たわいないとは、考えにしっかりしたところがない、物事の正邪・善悪の判断をする力に欠けることです。
まとめ
まとめ
大人には大人の対応が求められることがありますが、それができない人もいます。
子供っぽいさまや、正邪・善悪などを判断する力に欠けることを意味する言葉です。