この記事では、スラング用語の「ディスる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ディスる」とは?意味
「ディスる」とは?意味
人を言葉によって屈辱感を与えたり、否定することを「ディスる」と言います。
馬鹿にしたり侮辱するためその人が言われては恥ずかしくなるような言葉をあえて選び、罵るように強い口調で言い放つと精神的に落ち込み、暗い気持ちになるわけです。
「ディスる」理由には、生理的に自分とは合わないと感じる人や心底嫌いなタイプ、絶対に受け入れられないと思う喧嘩相手であり、屈辱感を与えるため汚い言葉を並べ立てたり、さらにつらい気持ちにさせるときに使う方法になります。
英語で表すときは“dis”(ディス)と書き、“RAP”(ラップ)のリズムにのって相手をひどくけなして追い込んでいくのです。
「ディスる」の概要
「ディスる」の概要
元々はアメリカで使われていた“dis”(ディス)を日本語風に「ディスる」と言い、若者の間では掲示板やSNSで人のコメントを揶揄するときや馬鹿にするときに使って追い込むときに使います。
ひどいことする人や、言動が見られる人に対して批判する気持ちを言葉にのせて伝えるのですが、米国では人の悪いところを語るように話すところが格好良いと工業技術系の学生や社員が使うようになり、浸透していきました。
日本では、1990年代後半頃から頻繁に使われるようになり、音楽番組でも取り上げられて話題をさらいます。
「ディスる」の使い方や使われ方
「ディスる」の使い方や使われ方
主に、人を思い切り言葉で罵ったり、馬鹿にするとき使うのが「こいつディスるぜ」と苛立つ相手に対して使います。
とくに容赦なく相手を言葉で倒すラップの戦いでは「ディスり合う」と徹底的に言葉でバトルするわけです。
嫌な相手に「今日街を歩いているとディスられた」と気落ちする気持ちを言い表したり、毛嫌いする上司を心の中で気持ちをすっきりさせる方法もあります。
類義語に「アンチ」があり、インターネット上で攻撃的な言動が目立つイタい人を言い表すときに使うネットスラングです。
「ディスる」を使った例文(使用例)
「ディスる」を使った例文(使用例)
・『いつも生徒を見下す嫌味な教師を全員でディスると根性を入れ替えた』
勉強ができない生徒を見下すような教師には、嫌味な言葉で反撃してやれば心を入れ替えるでしょう。
・『親戚の子供がいたずらしたので、叱れば顔が不細工だの性格が悪いとディスられてしまう』
子供がいたずらしたので、叱れば言われたくないことをずばずば嫌味たっぷりに言ってくる子供に打ち負かされます。
・『近所の親子が車にいたずらしてきたので、おかえしに大きな声でディスる方法で攻撃してやった』
いたずらしてくるような人に対しては、広い範囲で聞こえるよう「ディスる」ことでしっかり反撃できるでしょう。
まとめ
まとめ
嫌味たっぷりに言葉で人を馬鹿にするとき使えば効果が期待できる言葉になるのが「ディスる」です。
普通の言葉ではなかなかうまく相手に嫌がっていることに気づいてくれないときや、嫌味な奴に渇を入れたいときに使えばかなり効果的なやり方になるでしょう。