「ネット弁慶」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、インターネットスラングの「ネット弁慶」【ねっとべんけい】の使い方や例文、意味を分かりやすく説明します。

「ネット弁慶」とは?意味

自分が公開しているブログやチャットでは上から目線で偉そうに話をするのに、現実社会では存在を消しつつ静かに生活している人を「ネット弁慶」【ねっとべんけい】と呼びます。

顔が見えない電子掲示板なら好きなことを言っても大丈夫と思う人は、調子に乗った言葉を投げかけたり、自分中心な言葉を投げかける原因には、誰だかわからないので、大柄ででかい態度を見せるわけです。

しかし、実際には小心者の内弁慶なため自分から強く人に注意したり、気持ちを伝えられないという残念なところが見られます。

「ネット弁慶」の概要

名前も住んでいる所も相手にバレないだけに強気になり、威勢よく相手に対して言葉を投げかけるところがまるで弁慶のようだと言い表します。

そこにインターネットのネットを足して「ネット弁慶」と表すわけです。

SNSでは、趣味仲間や友達に対して意地悪な言葉を投げかけたり、悪質ないたずらして喜ぶような人が実際に会えばまるで言葉を発しないは、静かすぎてつまらなさを感じさせるほど物静かであるところが驚かせます。

このような「ネット弁慶」になってしまう人は、元々人とうまく交流ができない、会話が下手などが原因でネットの世界に依存しやすいところがあるのです。

「ネット弁慶」の使い方や使われ方

使い方としては、「ネット弁慶の現実は悲惨」と使ったり、「ネット弁慶のリアルは残念だ」といかに掲示板と実際と違うことを表します。

「ネット弁慶」と掲示板でやり取りしても大丈夫かと不安をぶつけたり、どうしてネット弁慶になってしまうのか議論するなどたびたび取り上げてはこの手のタイプの人を揶揄するわけです。

いくら顔が見えないし、実名もバレないからと言っても、調子にのって下手なことを言ってばかりいれば後からひどい目に遭うことがあるので、「ネット弁慶にならないように気をつけて」と注意します。

「ネット弁慶」を使った例文(使用例)

・『現実社会では女性と話したことがないのに、掲示板では異性に恋愛の手ほどきをする』
現実社会ではまったく女性と出会う機会もなく、話すことさえない男性が掲示板では人に恋愛のテクニックについて教えるところが人を驚かせます。

・『ネット弁慶になりやすいニートは部屋にこもれば静かだが、ネットの世界だと急に活発になる』
ニートは自分の部屋に閉じこもって誰とも会話せずひとりで過ごしますが、ネットの世界になると急に元気になるわけです。

・『あまりにも上から目線のネット弁慶になれば気持ち悪いと言われてしまうので気をつけよう』
いつもは静かにしている人が、いきなりでかい態度で話し出すところは苛立ちを覚える人もいて嫌われるだけでなく、気持ち悪いと思わせます。

まとめ

普段は物静かで騒ぐこともなく、大きな態度で人を見下すこともないのに、電子掲示板やSNSになると急に流暢に話し出したり、大柄な態度を見せるなど驚くほど変わる人を「ネット弁慶」と言います。

こんな人に出会ってしまったときは、うまくかわせるよう自分なりに秘策を考えておくといいでしょう。