ネットで見かける独特の表現「リアルチート」とはどのような意味で使われている言葉なのでしょうか。
今回は、「リアルチート」の意味と類似表現について解説します。
「リアルチート」とは?意味
「リアルチート」とは?意味
「リアルチート」とは、「現実の出来事であるのにゲームの裏技を使ったかのようなありえない能力を発揮すること」を意味する言葉です。
「リアルチート」の概要
「リアルチート」の概要
「リアルチート」の「チート」とは「ゲームの裏技」を意味します。
もともとはコンピューターゲームにおいて製作者が意図していない正規の遊び方以外の不正行為を指す言葉でしたが、一般的には裏技や裏テクニックなどの意味で使われている言葉です。
ゲーム用語として広まったチートですが次第に「裏技を使わないとありえないほどの強さ」という意味で使われるようになります。
特にネット小説ではチートという言葉が広く使われており「作中において他のキャラとは異なる待遇や特別扱いにより手にした圧倒的な力」という意味合いで定着しています。
主人公だけが特別な能力を授かっていたり一人だけ便利な力でいい思いをしていたりなど、不正行為というよりも「ひいき」が近しいニュアンスです。
「リアルチート」は「チートかと思うほど圧倒的な能力を現実で見せること」を意味します。
人の能力には個人差がありますが中には常人では考えられない能力を発揮したりとても無理だと思われるような成果を上げたりする人が存在します。
そのような特別な人を指す言葉が「リアルチート」です。
現代では二刀流で圧倒的な成績を残したプロ野球選手「大谷翔平」や10代でタイトルを次々に獲得する棋士「藤井聡太」など物語の主人公として登場させたらやり過ぎ、ありえないと批判されるほど現実離れした能力を発揮した人を指して「リアルチート」と表現します。
「リアルチート」は相手の能力や実力を高く評価する意味で使われる言葉ですが、一方では相手の努力や苦労に目を向けず結果だけ見て判断していると非難されることもあります。
チートという言葉に裏技や裏テクニックなど不正行為のニュアンスが含まれているため人によっては悪くとられる可能性もあるので注意が必要です。
「リアルチート」の言葉の使い方や使われ方
「リアルチート」の言葉の使い方や使われ方
・『投手と野手それぞれでタイトルを獲得したのはリアルチートというしかない』
・『10代で5冠達成、マジリアルチート』
・『リアルチートの相手に勝つために奇襲戦法を仕掛ける』
・『才能と努力の両方がそろって初めてリアルチートの境地に至る』
「リアルチート」の類語や言いかえ
「リアルチート」の類語や言いかえ
・神童
「神かと思えるほど圧倒的な才能を示す子ども」を意味する言葉です。
年若い人に対してのみ使われる言葉で幼少期の優秀さを保ったまま成長すると「リアルチート」に至ります。
・無双
「肩を並べるものがいないほど圧倒的に優れていること」を意味する言葉です。
ただ優れているだけでなく能力を存分に発揮して他を寄せ付けず大活躍する様子を表します。
まとめ
まとめ
本来はありえない「リアルチート」ですが、そう言いたくなるほど圧倒的に優れた人というのはどの時代にもいるものです。
圧倒的な力を持つ相手を称える言葉ですがまだ一般層にはほとんど広まっていないネットスラングなので使う場面には注意してください。