「バカ発見器」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネット上で見かける言葉「バカ発見器」とはどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「バカ発見器」の意味と類似表現について解説します。

「バカ発見器」とは?意味

「バカ発見器」とは?意味

「バカ発見器」とは、「バカを見分ける効果を持つ物品やサービス」を意味する言葉です。

「バカ発見器」の概要

「バカ発見器」の概要

ウソを見分けるために使われる道具を「ウソ発見器」といいます。

「バカ発見器」も同じくバカを発見する効果が期待できますがウソ発見器のように専用の装置や道具は存在しません。

「バカ発見器」というのは「そのサービスや物品を利用する様子を観察することによりバカであるかそうでないかを見分けられるもの」を指す言葉です。

「バカ発見器」という言葉が誕生したのがいつなのかははっきりしませんが広まるきっかけとなったのは2011年3月11日に発生した東日本大震災です。

震災の発生当時、ネット上には様々な情報があふれていました。

政府発表や広報など信頼できる情報以外にも報道機関のニュースや個人による情報発信など多くの情報が短時間のうちに洪水のように発信されます。

発信された情報は役立つものや参考にすべきものだけではなくデマやウソ、虚偽情報など非常時にあって有害な情報が多く紛れていました。

有害な情報の中にも手の込んだものから一見してデマだとわかる浅はかなものまでいろいろありましたが、バカでなければウソだとわかるような情報を指す言葉として誕生したのが「バカ発見器」という言葉です。

例えば「震災の影響で東京は既に壊滅状態にあり政府要人はとっくに避難している」というような怪情報が震災当時出まわりましたが、この情報が明らかなデマであることはちょっと考えればわかります。

ニュースを伝えているスタジオは東京にあり稼働中ですし政府首脳や国会議員も多くが東京で活動していた事実はさんざん報道されています。

まともな判断力と思考力があればこの情報がデマだとわかりますが、逆に考えるとこの情報を鵜呑みにしてしまうような人間はバカであるということです。

このように「バカを見分けるのに使えるもの」を指して「バカ発見器」といいます。

当初は審議入り混じった情報が飛び交うSNSを指す言葉として使われていましたが現在では「バカでなければウソだと見破れる情報」という意味で主に使われています。

「バカ発見器」の言葉の使い方や使われ方

「バカ発見器」の言葉の使い方や使われ方

・『ツイッターはバカ発見器と言われているが正しい判断力があれば役立つツールである』
・『大学教授がバカ発見器のコラージュ画像を真実だと思い込んで発言している』

「バカ発見器」の類語や言いかえ

「バカ発見器」の類語や言いかえ

・バカのリトマス試験紙
「バカを見分けるのに使えるもの」という意味の言葉です。

酸性かアルカリ性か色で判別するリトマス試験紙のように反応を見ることでバカかどうか分かるような情報やサービスなどを指します。

・バカホイホイ
「バカが強い興味を示す引き寄せ効果のあるもの」を意味する言葉です。

「バカ版のゴキブリホイホイ」に由来する言葉で陰謀論やニセ科学などバカだけが強く反応する情報やサービスなどを表します。

まとめ

まとめ

SNSの普及により世間にたくさん潜んでいたバカが可視化されるようになったのは「バカ発見器」のおかげです。

社会的な地位や学歴とバカであるか否かは関係ありません。

世の中には頭のいいバカというのもたくさん存在します。

情報を見分ける力を養い怪しい情報を信じこまないリテラシーを身につけてください。

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