この記事では、スラング用語の「ハブる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ハブる」とは?意味
「ハブる」とは?意味
仲間に入れてもらえない状態になり、ひとりぼっちになってしまうことを「ハブる」と言います。
それまでは仲がいい友達でしたが、自分を裏切った者や苛立つ行動、言動が目立つ人はたとえ仲間であっても一緒にいることはできないと感じれば、村八分にして追い払い、二度と遊ばないようにするわけです。
「はぶ」の動詞化として使う「ハブる」は、他の物とは違うものを省く【はぶく】ことでその状態を正常にしたり、違和感のない場所にします。
人の間では悪い行動する者は無視したり、裏切り行為する人は受け入れない状況を作り出し、自分たちはいかに一緒にいることを拒否するか表す言葉になるのです。
「ハブる」の概要
「ハブる」の概要
元々は、決められた掟を破ったり、卑猥な行為するなどして村民を困らせる者に対して全員で示し合わせる制裁を与える意味で「はぶる」行為して反省させるため、部落で行われていた行為を現代では若者風に「ハブる」と言い表すようになりました。
全体を見て、考えや見た目が違うものは一部を減らし、いい方向に調整するためおかしな言動見せたり、人を誘惑して惑わすような人を「ハブる」ことで問題が起きないようにするわけです。
苛立つ行動や言動が見える相手に対して使う行動であり、仲が良い人に対しても使い、その問題行動を見直させることもあります。
ハブるの使い方や使われ方
ハブるの使い方や使われ方
つまはじきしたいと思う側が主に使う言葉であり、「次はハブるぞ」と言っては悪さをする者に忠告して二度とそのようなことをしないよう促すわけです。
「ハブる」場面としては、数人で会話しているとき他の人と話を合わせられないとか、行動がずれている人を一時省くような場面では「ハブるわ」と省かれた人が「ハブらないで」と懇願するときにも使われている言葉です。
SNSでも友達の話しているとき友達になりたくないと思う人を話題に取り上げて、「ハブろう」と計画を立てる場合もあります。
「ハブる」を使った例文(使用例)
「ハブる」を使った例文(使用例)
・『自分たちの悪口を言っていると思うあいつをハブるわ』
仲間だというのに、悪口を言っていると思う人とは一緒にいられないと思うとき、思い切って排除する場合もあります。
・『合コンに参加したのはいいが、美人だからとハブられる状況が嫌になってしまう』
グループで参加するのはいいですが、理不尽な理由でハブられる状況に追い込まれることもあるわけです。
・『職場にいる新入社員はどうも言動に問題があるので、ハブることにした』
職場やクラスにはどこかおかしなことを話したり、行動する人がいたとき周囲は団結してその人を除外し、本人に受け入れない姿勢を見せます。
まとめ
まとめ
人を省くにはなんらかの理由があり、本人に分からせるためにも無視したり、仲間から追い払うなどして気づかせてやると思うとき「ハブる」わけです。
この行為により、本人も行動や言動を見直し、周囲とうまく合わせられるようになるでしょう。