「ヘリコプターペアレント」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語「ヘリコプターペアレント」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「ヘリコプターペアレント」とは?意味

「ヘリコプターペアレント」とは?意味

子供の横にずっと付いてまわり、やることなすことを見届ける親の様子がまるでホバリングしているように見えることから「ヘリコプターペアレント」と言います。

見届けるだけではすまなくなった親は、そのうち必要に子供に関わり、ストレスになるほど密着して行動するようになるためしまいには関わっていないと不安になり、ひどく我が子に依存するようになるわけです。

その行動では、子供が勉強しているか部屋にカメラを設置して監視したり、GPSを取り付けて行動をちくいち把握するなどひどく関与します。

「ヘリコプターペアレント」の概要

「ヘリコプターペアレント」の概要

学校にまでついてきて教師に口出ししたり、友達を叱咤するなど我が子に深く関与する親を「ヘリコプターペアレント」と呼びます。

このペアレントは、子供の友達にまで目を向けて、合わないようであれば付き合いを辞めさせたり、席の位置が悪ければ変えさせるなど細かいところにまで入り込んで口を出します。

子供のことになるとムキになり、迷惑までかけてしまう親を「モンスター・ペアレント」と呼び、子供を24時間監視してしつこく付きまとい、周囲の人をも監視し、害があると感じれば文句を言ったり、近づけさせないなどの行動に出るわけです。

その行動がさらにエスカレートしたのが「ヘリコプターペアレント」であり、学校や塾、友達の家にまでついてくるなどの行動まで見られるようになります。

「ヘリコプターペアレント」の使い方や使われ方

「ヘリコプターペアレント」の使い方や使われ方

過保護な親で、子供のやることに目を向けて悪い友達だと感じれば追い払い、学校へ行くときは道を間違っていないか後をつけ、塾の講師は正しく教えているか調べるなど世話が行き過ぎた行動を見せる親に対して「あの親はヘリコプターペアレントで危険だ」と使います。

子供の上を旋回しているように見張る親は、何かあればすぐに急降下してきては激しく抵抗するとき「あの人はヘリコプターペアレントな親で困る」と付き合いにくい人を揶揄する意味でも使います。

子供が成長して大人になっても口出しするとき「就職先まで決めるヘリコプターペアレントはつらい」と使われている言葉です。

「ヘリコプターペアレント」を使った例文(使用例)

「ヘリコプターペアレント」を使った例文(使用例)

・『ヘリコプターペアレントは子供の面接にまでついてくる』
子供が就職するときどこの会社を選べばいいか口を出してくるだけでなく、面接も一緒に受けてしまう親もいます。

・『息子を心配するあまり、結婚相手を決めてしまうヘリコプターペアレントもいた』
一昔前まで親が決めた相手と結婚していましたが、現代でもそのような考えを持つ親もいるのです。

・『ヘリコプターペアレントは毒親でもあり、付き合いが難しいのでうまく直すことが必要だ』
自分は正しいと思っていますので、注意すると逆ギレして激怒しないようにうまくカウンセリングを通して直しましょう。

まとめ

まとめ

子供を愛するあまり、ヘリコプターが頭上を旋回するように監視してしまう気持ちが行動になって表れてしまった親を指す言葉をご紹介しました。

このような親とうまく付き合うには、注意するよりも理解しつつ考えを正常に直していくことが必要です。

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