この記事では、「ほかあり」の意味を分かりやすく説明していきます。
知らない言葉を今すぐ学んでいきましょう。
「ほかあり」とは?意味
「ほかあり」とは?意味
「ほかあり」とは「ありがとう」のこと。
お風呂に行くとき、お風呂から出たとき「いってらっしゃい」や「お帰り」と言ってくれた仲間にお礼をするフレーズです。
ちなみに聞き慣れない「ほか」とは「ほかる」のこと。
ポカポカに温まることから「お風呂にはいる」を意味します。
そのため「ほかあり」で「入浴にまつわる、ありがとう語」をあらわします。
おもに「湯船からのおかえり」を意味する「ほかえり」に対する返事になります。
そのため流れとしては「ほかえり」そして「ほかあり」です。
雪国の会話のような、しんみり温かい言葉です。
「ほかあり」の概要
「ほかあり」の概要
「ほかあり」はTwitterなどSNSでうまれた若者語です。
「ほかる」はもともと、岡山県で「からだが火照る」をあらわす言葉です。
ここから枝分かれしたのか定かではありませんが、ネットで「ほかる」というと「入浴する」を意味します。
「ほかる」に関連する言葉は色々あり「お風呂にはいる」は、ほかてら。
「お風呂から戻ってきたこと」は、ほかいま。
これに対する「おかえり」が、ほかえり。
そしてそれに対する「ありがとう」の「ほかあり」があります。
どれも140文字しか話せない、Twitterならではの省略語です。
ご近所さんとの会話を連想させる、ほのぼのとした言葉です。
「ほかあり」の言葉の使い方や使われ方
「ほかあり」の言葉の使い方や使われ方
「ほかあり」はこのように使われています。
・『ほかあり~。いい湯加減でした』
・『ほかあり。湯上りのコーヒー牛乳はおいしい』
・『古語かもしれませんが、ほかあり』
ほかありは入浴前後につかう表現です。
かなり前からある言葉のため、死語ではないかと囁かれることもありますが、現在でも多くのファンに親しまれています。
「ほかあり」の類語や言いかえ
「ほかあり」の類語や言いかえ
「ほかあり」の関連語には、次の言葉もあります。
・おはあり
・てらあり
・おつあり
・フロリダ
いずれも「ありがとう」のネット語です。
「ほかあり」は入浴にまつわる「ありがとう」です。
それに対する「おはあり」は「おはよう」に対する「ありがとう」、「てらあり」は「いってらっしゃい」のありがとう。
「おつあり」は「おつかれさま」に対する「ありがとう」です。
いすれも律儀な性格を思わせる、思いやりに満ちた言葉です。
そして「フロリダ」は湯船つながりの言葉で「お風呂に入ってくる」をあらわします。
つまり「ほかる」と「フロリダ」は同じ言葉になります。
ポカポカな銭湯用語を知って、体も心もぬくぬくしましょう。
まとめ
まとめ
ほかありについて学びました。
「ほかあり」とは、お風呂上りの「おかえり」に対する「ありがとう」です。
ほかありの類語として「おはあり」や「てらあり」「おつあり」などのサンキュー語があります。
いずれも短い会話文ですが、思いやりをプラスできるいい言葉。
うまく使っていきましょう。