この記事では、若者の間で使われているスラング用語の「ポチる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ポチる」とは?意味
「ポチる」とは?意味
スイッチを押したときに鳴る音を「ポチッ」と表しますが、擬音語を動詞化して「ポチる」と若者の間では言い表します。
このポチッという音は、パソコンの画面上のカーソルを操作し、クリックするとき押したときの音を表しており、例えばオンラインショップで商品を買い物カゴに入れて購入画面に移動して買おうとしたとき、最後にボタンを押して購入する瞬間を指す言葉です。
とくに、Amazonや楽天などの大型通販ショッピングサイトで商品を購入しようとカゴに入れたものをまとめて買うとき合計画面に移動し、そこから決算するためにマウスを押すときのポチポチの音を表現するときに使われています。
「ポチる」の概要
「ポチる」の概要
言葉の語源になったのは、1977年頃からテレビで放送されるようになったアニメの人気作品・ヤッターマンの悪グループとして登場するボヤッキーが、主人公を倒すべく決まって大きなボタンを押すところからきています。
彼は決め台詞としてボタンを押すとき必ず「ポチッとな」といいながら敵に向かって爆弾を投下するわけですが、その言葉を買い物するとき真似することが若者の間で流行り、使われるようになったのです。
他の言い方で同じような意味合いとして使われているのが商品を購入することを「ポチるとき」と言い、購入すればは「ポチれば」、購入したことを「ポチッた」と言い換えて使い、若者の間では楽しいやり取りをする工夫をしています。
「ポチる」の使い方や使われ方
「ポチる」の使い方や使われ方
オンラインショップで購入しようと、カゴの中に入れた商品を買うとき「ここら辺でポチッて買おう」と言います。
安い店を見つけて購入しようと思ったときは「ここよりも安い店はないからポチる」と、買うことを決めたときに使われています。
家族が商品を買おうとしたとき、あとは購入画面に移動してカード決算するその姿を見られたとき「見られてしまった。
お風呂に入ってくる間にポチッておいてほしい」とお願いしたり、自分が前から欲しい思っていた商品を見つけたとき「やっと見つけた。
絶対ポチる」と心に決めた気持ちを表すこともあります。
恋人や友達が目の前で商品を次から次へとカゴの中に入れていき、買おうとしているときは「そんなにポチッたらお金なくなるぞ」と注意をうながす言葉です。
「ポチる」を使った例文(使用例)
「ポチる」を使った例文(使用例)
・『たまたま通販サイトを見ていたら、前から買いたいと思っていた炊飯器を見つけたからすぐにポチる』
買う予定はなかったのに、たまたま暇で見ていた通販サイトにお目当ての商品があれば何も考えずに購入してしまう人もいます。
・『嫁はどんどんカゴの中に商品を入れていき、嬉しそうな表情でポチッたが、請求書を見て腰が抜けてしまった』
値段も気にせず商品を購入する人はいますが、結局は夫の給料で払うことになる合計額を見たとき笑えないと思うこともあるのです。
・『人にはすぐにポチるなと注意する旦那が私に隠れて10万もする釣竿を買ったことに怒りを覚える』
人にはよく考えて買えと言うわりには、隠れて何十万円もするものを黙って購入するのですから笑えないこともあるでしょう。
まとめ
まとめ
通販サイトで商品を購入するとき、合計額を出すため画面上でポチッと押して完了するときの快感は何よりも幸せに感じるものです。
そのような快感を味わうため自分の口で「ポチる」と言いつつ、購入画面で決算すればもっと買い物が楽しいものになるでしょう。