この記事では、「エテ公」【えてこう】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「エテ公」とは?意味
「エテ公」とは?意味
猿という意味がある「エテ公」【えてこう】は、見下げるように人をあえて猿呼ばわりするときに使われており、相手の行動や言動が人として道徳に欠けるように見えたとき、人間以下の生き物で屈辱感を与えるため猿呼ばわりするわけです。
若者の間では「猿」を「去る」と読み、その言葉の反対の意味である「得る」と解釈して、相手を貶め入れたいと思う忌み嫌われる愚かな「猿」に、さらなる屈辱を与えて言葉で卑しめるため「公」を足して屈辱的な呼び方にしたわけです。
「エテ公」の概要
「エテ公」の概要
現代では、SNSや掲示板でやり取りしている相手に苛立ちを覚えたり、酷いと感じるような言動が目立つ者、受け付けない人へ自分の方から言葉で侮辱して強い屈辱感を与えるとき「エテ公」と呼んで侮辱します。
まるで、脳が弱い猿を回し、操るように言葉で動かして遊んだり、皮肉るため「得手」【えて】と書き、見下す相手を振り回すという意味で「エテ公」と呼ぶわけです。
この言葉の使われ方としては、大人気アニメ「ワンピース」に出てくる猿であるバリエテがゾウの見張り役として登場しますが、上陸しようとしていたルフィと出会った場面でキャロットが下像しようとしたときいとも簡単にバナナで買収されるところから蔑む意味で「エテ公」と呼ばれるようになります。
「エテ公」の使い方や使われ方
「エテ公」の使い方や使われ方
主に、SNSや電子掲示板の2ちゃんねるで使われている「エテ公」は、受験生が試験に落ちたり、すべったときにあざ笑い、侮辱して面白がるときに使われています。
このような屈辱感を与える相手は、日頃から苛立つような発言したり、人を見下すようなスレばかり書いている人であり、いざ人生で大事な場面にぶつかったとき大学に入学できなかったり、高校を卒業できなかったなどの問題が起きたとき「ざまあみろ、この猿以下の頭が」と侮辱して日頃の恨みを晴らすわけです。
口だけは一丁前であっても、いざとなると酷く動揺して泣き出したり、逃げ出すような卑怯者に対しても「このエテ公野郎」と罵ったり、裏切り行為する者には容赦なく「エテ公め」と見下します。
「エテ公」を使った例文(使用例)
「エテ公」を使った例文(使用例)
・『どこかずる賢い悪知恵を働かせる相手に対してエテ公めと蔑む意味で使われている』
仲間だと思っていた者が実は悪巧みして裏切るような悪知恵を働かせる人だったことが判明したとき、蔑むように相手を罵り、嫌うわけです。
・『いつも自分はできると豪語する受験生であるユーザーが受験に落ちたときエテ公と見下す』
木に登って落ちたり、足を滑らせることがある猿に不合格となった受験生を重ねて、掲示板やSNSでは「ざまあみろ」という意味を込めてあざ笑います。
・『嫌いであっても、知識を持つ者には「エテ公、知恵を貸してくれ」と頼み、協力してもらうこともある』
SNSや掲示板でやり取りする相手が嫌いなタイプであったとき「エテ公」と呼び、嫌う気持ちを伝えるわけですが、相手が必要な知識を持っていたときは協力してもらうため知恵を貸してと頼むことがあります。
まとめ
まとめ
悪い意味で使われている「エテ公」は、若者の間では相手を猿呼ばわりして、屈辱感を与えるためあえて呼ぶわけです。
どうもこいつはひどいな、おかしいと感じる相手に出会ったときは「エテ公」と呼び、自分がいかに侮辱しているかを伝えてみるといいでしょう。