「玉砕」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「玉砕」【ぎょくさい】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「玉砕」とは?意味

まるで、玉が美しく粉々に砕けて散るさまという意味があるのが「玉砕」【ぎょくさい】です。

玉のように砕けて美しく散ることはまさに名誉なことであるので、そのように殉じて死になさいと指導者が指導してきた部下に伝えて潔く死ねるよう背中を押すときに使います。

「玉砕」の言葉の使い方や使われ方

太平洋戦争が勃発したとき、日本軍部隊に所属する軍用機に乗る者に対して美しく散るように伝えました。

後世に残るほどいかに名誉なことであるか叩き込み、お国のために死ぬことは恥ずかしくないと教えたわけです。

日本国民には「一億玉砕」と一致団結することが大事であると教えます。

「玉砕」の例文

「玉砕」を使った例文を挙げます。

・『20代の若者は二度と戻れない特攻機に乗り、遥か遠い国で玉砕した』
・『玉砕は、己の名誉と国の威信を背負った多くの若者により実行された』
・『原爆を落とされて戦争に負けたとき、天皇は玉砕放送で敗北を伝えた』

まとめ

玉がぶつかってはじけるように、日本軍部隊は敵の軍用船に体当たりして砕け散っていった時代がありました。

どこか美化しすぎた言葉でもありますが、名誉と忠節を表した言葉でもあるのです。