この記事では、「痛し痒し」【いたしかゆし】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「痛し痒し」とは?意味
「痛し痒し」とは?意味
掻くと痛みが走り、掻かなければ痒くてしかたがないという語源から二つの選択肢のうち、どちらかを選んでもいい結果にはならなくて困るという意味があるのが「痛し痒し」【いたしかゆし】の意味になります。
仮に、二つのうち一つを選んだとしても、もう一方がうまくいかなくなってしまうという意味合いがあるわけです。
「痛し痒し」の言葉の使い方や使われ方
「痛し痒し」の言葉の使い方や使われ方
上段に立って演説してもうまく話せそうにないは、出なければ来た人に叱られそうで困ったという状況に追い込まれた人が、いかに「痛し痒し」の状況であるかを表します。
また、問題が起きたとき、その場から撤退するのか、それとも突き進むか2つの選択肢から選ばなければならない状況のとき、「痛し痒し」だが仕方なく中断すると決めるわけです。
「痛し痒し」の例文
「痛し痒し」の例文
「痛し痒し」を使った例文を3つ挙げます。
・『痛し痒しの選択は避けたいが、状況的に早い決断が求められる』
・『店を続けたいが、痛し痒しで仕方なく商店街から撤退した』
・『規則を厳しくすることには賛成だが、生徒にとっては痛し痒しだ』
まとめ
まとめ
できればどちらも選びたい気持ちでいる状況であるのに、一つだけを選べと言われると残念に感じてしまうでしょう。
なるべくいい結果になるように、よく考えてから選択することが大事です。