「遡上」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「遡上」とはどんな意味を持つ言葉なのでしょうか。

今回は、「遡上」の意味について解説します。

「遡上」とは?意味

「遡上」とは、「水の流れに逆らい上っていくこと」を意味する言葉です。

「遡上」の概要

流れのある所で流れに従わず逆らう形で反対方向に進み上っていく様子を表します。

川は上流から流れの始まり下流へと進み海などに流れ込みます。

流れに従えば源流である山から流れの終わる海へと向かって進んでいくことになりますが、この流れとは逆に海側からスタートし山側へと向かって進んでいくことを指す言葉が「遡上」です。

一般的には川や渓流など自然状態で生まれた流れに逆らって上ることを指しますが、ダムによる放流など人工的に作られた流れ逆らって進む様子も「遡上」と表現します。

「遡上」の言葉の使い方や使われ方

『産卵のために鮭が川を遡上する』
『ダムができたことによって鮎の遡上が妨げられている』

「遡上」の類語や言いかえ

・逆行
「流れとは逆に行くこと」を意味します。

「遡上」は水の流れと反対に進む様子を指すのに対し、こちらは徒歩や車移動など陸上の移動も含みます。

まとめ

「遡上」は主に魚や船の動きに対して用いられる表現です。

あまり使わない言葉ですがこの機会に意味を覚えておきましょう。