この記事では、「武者震い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「武者震い」の正しい読み方は「ぶしゃぶるい」と「むしゃぶるい」どちら
「武者震い」の正しい読み方は「ぶしゃぶるい」と「むしゃぶるい」どちら
外国語を母国語とする人にとって漢字の読み方は非常に厄介です。
何しろひとつの漢字に色々な読み方があり、それをいちいち覚えなくてはいけないからです。
さて「武者震い」の「武」の漢字は
「ぶ」「む」と2通りの音読みがあります。
「武勇伝」は「ぶゆうでん」、つまり「武」を「ぶ」と読みます。
また人名の「宮本武蔵」ですが、「みやもとむさし」と読み、「武」は「む」と発音されます。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
では本題の「武者震い」の「武者」の正しい読み方ですが、「むしゃ」になります。
ちなみに「武者」は身につけた武芸を使い仕事や任務をおこなう者を表します。
同じような言葉に「武士」「ぶし」がありますが、これは身分を表す言葉です。
しかし「武者」という言葉からは武道に優れているヒーロー的な印象を受けます。
「武者震い」の意味
「武者震い」の意味
さて「武者震い」「むしゃぶるい」ですが、これは何か大切な場面に直面した時に、緊張のあまりに体が小刻みに揺れることを表現する言葉です。
いざ戦いに挑もうとする優れた武道家や武士が、ブルブルっと体を震わすことからできた表現です。
この身体の反応は急激なストレスが原因で起こると言われています。
また怖さで身体を震わせることがありますが、このような状況には「武者震いとの表現は当てはまりません。
「武者震い」の言葉の使い方や使われ方
「武者震い」の言葉の使い方や使われ方
・『最終ラウンドを前に彼は武者震いした』
・『その武将は武者震いひとつせずに、相手の目をじっと見つめていた』
・『あまりの巨大さに思わず武者震いした』
まとめ
まとめ
「武者震い」は重要な局面に立たされた時に、反射的に体が小刻みに震える様子を表した言葉です。
「武将」「武士」などは「ぶしょう」「ぶし」と読むのに、「武者」は「むしゃ」と読むので、間違えないように覚えておいてください。