この記事では、「蔑ろ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蔑ろ」の正しい読み方は「ないがしろ」と「うつろ」どちら
「蔑ろ」の正しい読み方は「ないがしろ」と「うつろ」どちら
「蔑ろ」は「ないがしろ」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「蔑」の音読みは「べつ」、訓読みは「さげす(む)・ないがし(ろ)・なみ(する)・くら(い)」で、「うつろ」という読み方はありません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「蔑ろ」の正しい読み方は「ないがしろ」です。
「うつろ」とは読みません。
「蔑ろ」の意味
「蔑ろ」の意味
「蔑ろ」の意味は「あってもないかの様に軽んじること」「しまりのない様子」です。
「ないがしろ」の語源は「無きが代(なきがしろ)」という語で、「無き」は打消しの形容詞「無い」の連体形、「代」は「代わりとなるもの」という意味です。
「代わりとなるものすらない」という意味からてんじて「あってもないに等しい」という意味になりました。
「蔑」という漢字は、「呪力などで力を奪う」「敵の目をくらませて力を失わせる」という会意文字で、「なくす」「ないがしろにする」という意味としてあてはめられました。
「蔑ろ」の言葉の使い方や使われ方
「蔑ろ」の言葉の使い方や使われ方
「蔑ろ」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『親を蔑ろにするとばちが当たる』
・『患者の命を蔑ろにする医師がいるとは信じられない』
・『人の意見を蔑ろにして話を進める気か』
まとめ
まとめ
今回は「蔑ろ」の読み方について紹介しました。
「蔑ろ」の正しい読み方は「ないがしろ」で、「うつろ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。