「Fラン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「Fラン」の意味を分かりやすく説明していきます。

「Fラン」とは?意味

「Fラン」とは?意味

「Fラン」とは偏差値が存在、あるいは計測できない学校、もしくは偏差値が非常に低いことを指す言葉です。

主に大学の偏差値について言及するために使われますが、そこから転じて非常に程度が低い、ろくでもないというような意味を持つ蔑称としても使われています。

由来からしてもABCランクとアルファベット順にランク付けした上で、上から6番目のランクという意味ではないので注意が必要です。

「Fラン」の概要

「Fラン」の概要

「Fラン」とは二本の三大塾の一つに数えられる河合塾がリストアップしている、入試難易度をランキング形式にした表から生まれた言葉です。

入試における偏差値は、合格率が50%になるボーダーがどの偏差値帯にあるかで決まりますが、定員割れしているなどで不合格者が50%の割合にまでいかない大学もあります。

このような大学はボーダーフリー大学と呼ばれ、Freeの頭文字を取って付けられたランクが「Fラン」、正確にはFランクです。

ボーダーフリー大学は、定員割れしていて入試さえ受ければほぼ入れるというレベルの大学であることから、「Fラン」は次第に偏差値が非常に低くて落ちることはまずない大学という意味で使われるようにもなり、非常に質が低いことを指すようにもなりました。

「Fラン」の言葉の使い方や使われ方

「Fラン」の言葉の使い方や使われ方

「Fラン」は本来大学の偏差値について言及するために使われる言葉ですが、蔑称として使われることも少なからずあります。

本来の使い方としては「自分の学力ではFラン大学しか進路の選択肢がない」「Fラン大学出身で困ったことはない」というような、大学の入試難易度や偏差値について言及するのに使われる言葉です。

ただし蔑称として使われる場合は、「こんなFラン企業とはおさらばだ」というように、大学以外に対しても使われることもあります。

「Fラン」の類語や言いかえ

「Fラン」の類語や言いかえ

「Fラン」はFランクを縮めた言い方であり、蔑称ではなく純粋に偏差値について言及する場合には、縮めず「Fランク」と言い換え、蔑称としてはよりスラングらしい「Fラン」を使うと使い分けられていることもあります。

Fランクの由来になったボーダーフリーも類語と言えるでしょう。

また海外ではミッキーマウスが小さな子供に大人気ということから子供だまし、ちゃちというスラングになっていて、それに由来する「ミッキーマウスコース」という言葉が、日本語のスラングにおける「Fラン」と同じ意味を持っています。

まとめ

まとめ

元々の「Fラン」は学校としての人気がなくて偏差値のボーダーがない大学という意味でしたが、低偏差値、程度が非常に低いという意味のスラングへと変化しています。

本来のボーダーフリー大学は決して悪い大学とは限らないのですが、スラングとしての「Fラン」は完全に蔑称扱いなので注意が必要です。

タイトルとURLをコピーしました