「集る」の敬語とは?
言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「集る」の意味
「集る」の意味
「集る」は、「たかる」と読みます。
これは「あつまる」に似ていますが、「あつまる」は「集まる」と表記するのが一般的です。
「集(あつ)まる」の場合は、「多くのものが一つ所に寄って来る」との意味を持つ言葉になります。
そして、「集(たか)る」の意味も、同じようなものになります。
しかし、「集る」の場合はネガティブな印象の言葉になります。
「人だかり」や「金品をたかる」などが「集る」という言葉を使用した例なのです。
このようにニューラルなトーンの「集まる」に対して、ネガティブなニュアンスを含むのが「集る」という言葉になるのです。
「集る」の敬語での使い方や表現方法
「集る」の敬語での使い方や表現方法
「集る」を敬語で使用する場合は、「集ります」のようにする事ができます。
「集る」は動詞です。
動詞に丁寧語の語尾を組み合わせる場合は、「ます」を使用するのが一般的です。
逆に、名詞に丁寧語のを付与する際には「です」を使用するのです。
なお、これを尊敬語にすれば「集られる」のようにもできます。
ただし、これは受動表現と区別しにくいため、誤認を招く可能性があると言えます。
また、謙譲語にすれば「お集りいたす」のようにもできますが、このように使用する事はないでしょう。
ネガティブな印象を含む言葉であるため、尊敬語や謙譲語との相性は悪いと言えるのです。
「集る」の言い換えや使用例
「集る」の言い換えや使用例
・『これ以上、金品を集るのはやめて下さい』
・『この商品を発売すれば、販売店に群衆が集るでしょう』
・『まるで皆様に集るみたいで、とても行儀が悪いのですが』
例文のように「集る」は「集まる」とは違うニュアンスで使用できる言葉ですので、違いを理解して上手に使い分ける必要があるのです。
まとめ
まとめ
このように「集る」は、「一か所に寄って来る」や「金品をせびる」などの意味を持つ言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。