「おられる」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「おられる」の意味
「おられる」の意味
「おられる」は、「いる」を尊敬語にしたものです。
「いる」は「居る」と表記します。
これは、「その場に存在していること」を表現しています。
誰かが自席にいれば、「今は席におられる」と表現できます。
これによって、相手に敬意を示す表現になります。
ここでは「いる」を「おる」に置き換えています。
これは、少し改まった表現にしたものです。
これを「おられる」とすれば、尊敬語になります。
受動表現と混同しやすい言葉ですが、このように変化させると、尊敬語として使用できるのです。
「おられる」の敬語での使い方や表現方法
「おられる」の敬語での使い方や表現方法
「おられる」は既に敬語になっています。
これは「いる」を尊敬語にしたものなのです。
たとえば、同僚から上司の予定を尋ねられたとします。
そして上司は、終日オフィスにいる予定になっていたのです。
このような場合には、「終日オフィスにおられるようです」と返答できます。
これによって、上司の「いる」という行為を、尊敬語で表現できるのです。
また、これを違う敬語で言い換える事ができます。
たとえば「いらっしゃる」とすれば、同じ尊敬語の表現になります。
さらに、ここに丁寧語を付け加えて「いらっしゃいます」と表現する方法もあります。
どれも同じ意味ですが、ニュアンスの違う表現にできるのです。
実際の状況によって、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「おられる」の言い換えや使用例
「おられる」の言い換えや使用例
・『今も自席におられる』
・『終日オフィスにいらっしゃる』
・『朝から新宿にいらっしゃいます』
ここでは、「おられる」を使った使用例を挙げています。
例文のように、「いる」を言い換える事で、違う印象の表現を作り出せるのです。
まとめ
まとめ
このように「おられる」は、「いる」を尊敬語にしたものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。