「まだ」の敬語とは?言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「まだ」の意味とは何?

「まだ」の敬語での用い方や表現方法、別の言い回しへの言い替え方法などを以下に詳しく説明します。

「まだ」の意味

「まだ」の意味

「まだ」には副詞的用法と形容動詞的用法の意があります。

副詞的用法の場合は、「ある事柄が実現していない様子」「前からの状態が今も続いている様子」「十分な状態になっていない様子」「残りがある様子」などの意です。

形容動詞的用法の場合は、「ある時期までに実現していない様子」「未熟な様子」「何かと比べてましな様子」の意です。

「まだ」の敬語での用い方や表現方法

「まだ」の敬語での用い方や表現方法

「まだ」には上述の通り、複数の意がありますが、広い意味で「まだ~していない」という意での「まだ」について記載します。

「まだ」自体は敬語ではありません。

「まだ」を敬語にするには、代わりとなる語句を使って表現するか、もしくは後に続く動詞やその他の語句を尊敬語や謙譲語にして表わすことが可能です。

たとえば、「まだ準備はできていませんか」という文章を敬語にするには「まだご準備はできていらっしゃいませんか」とします。

さらに「まだ」を使わずに他の語句で表現することで、婉曲な言い回しにできます。

例としては「ご準備はどういう状況ですか」とすることで相手に不快感を与えません。

後に続く言葉を敬語にして表わす方法は以下の通りです。

例として「する」を使って「まだしていない」で紹介します。

「まだしていない」を尊敬語で言うと「まだなさっていません」、謙譲語で言うと「まだいたしておりません」、丁寧語でいうと「まだしておりません」となります。

「まだ」の言い替えや使用例

「まだ」の言い替えや使用例

・『いまだに連絡がございません』
・『今なお江戸情緒を残す』
・『今もって消息不明です』
・『依然として不景気だ』
・『今もなお妻のことが忘れられない』
「いまだに(未だに)」は今になってもまだの意です。

「今なお」は以前の状態が現在も続いているさまの意、「今もって」は今になってもなおの意、「依然として」は元のままであるさまの意、「なお」は単に継続するだけでなく、付け加わっていく気持ちを含む意を表わします。

まとめ

まとめ

「まだ」には後に続く動詞や言葉を打ち消す意味合いがあるため、特に敬語に使用した場合、相手の印象を悪くする恐れがあるため、「まだ」に代わる言葉を使用して婉曲な言い回しになるよう考えてみましょう。

タイトルとURLをコピーしました